女呼んで揉んで抱いていい気持ち~こそニッポンの代表作

女呼んで揉んで抱いていい気持ち~女呼んでブギこそニッポンの代表作

それっていうのは、諸説ありますが、音楽に関しては皆さんそれぞれ価値観が違いますので、絶対そうなんだっていうのは、ないんですけど 私も半世紀生きてきて、いろんな音楽を聴いてきましたが、最終的にたどり着くのはこの人でした。

サザンオールスターズのファーストアルバム、熱い胸騒ぎ(1978年8月25発売)に収録されている、女呼んでブギです。

桑田佳祐さんは、40年前に既に、ニッポンの音楽シーンを塗り替えていたんです。

音楽のルーツはジャズ

音楽は、そもそもジャズから始まっていると言われています。

ジャズとは、音楽的切り口でいうと、基本、6/8拍子、そして、ジャズには、スウィングから、デキシーランドから、モダンまでいろんなスタイルがあります。

そう、自由なんですね。

そして、ジャズはそもそもどんな時に演奏する音楽なのかと言いますと、少し悲しい話になるりますが、人が亡くなった時に、葬儀の際に奏で、亡くなられた人を偲んだと言われています。

そこから、R&B、ソウル、ファンクやパンクやフュージョンなどに発展し、1960年代から1980年代にかけて、世界を振動させたのが、あのザ・ビートルズです。

4/4拍子のいわゆる8ビートが生まれ、ここから世界の音楽シーンは大激変していきます。

日本のミュージシャン達も、こぞって洋楽の模倣をしていた不毛の時期を迎えます。

突如として現れたサザンオールスターズ

いろんな模倣してみたんですけど、やっぱり日本人が英語で歌う歌ってなんか嘘くさいし、似合わないって言うのが、聞く側には伝わっていて、世界でメジャータイトルを獲得したミュージシャンはいないんですね。

むしろ、ベタな「上を向いて歩こう」(すきやき)とかが、ニッポンの歌だみたいに評価され足りして。

でも、日本人は日本語で勝負するべきなんだということに立ち返って、日本語でしっかりとオリジナリティを作った人が、私は、日本人の誇る桑田佳祐さんだと思っています。

桑田佳祐さんは、サザンオールスターズのリーダーですけが、デビューのアルバムは熱い胸騒ぎというアルバムで、1978年の8月25日に発売されました。

そのアルバムの中に、女呼んでブギという楽曲がありますが、ここには、桑田さんの日本の音楽はこうだ!という、オリジナリティが埋めが込められています。

女呼んで揉んで抱いて♪~何か皆さん気づきませんか?

日本人は、そもそも俳句であったり、和歌や万葉集であったり、韻を踏むことに感動を覚える人類です。

また、日本には、そういう文化がありました。

それを歌に吹き込んだのは、私の知る限り、桑田佳祐さんが初めてだと思います。

それも1978年、この時代にすでに日本人が英語でロックを歌っても世界に通用しねえ、ということを悟り、ニッポンの音楽を形成していきます。

また、桑田佳祐さんって、歌い方にも特徴があることは皆さんご存知だとは思いますが、日本語と英語を巧みに使い分けて一見、意味が分からないんだけど、なんかかっこいいフレーズメロディーに聞こえてしまうという事を画一化させたミュージシャンでもあります。

やっぱり、日本語で花よ~桜よ~♪だとちょっと萎えちゃう。

わ・ざ・と、分かりにくく歌ってかっこよく聞かせる。

これが、桑田佳祐さんの真骨頂なのであります。

いよいよ日本の音楽スタイルが形成された

桑田佳祐さんの音楽へのこだわりは、次第に若いミュージシャンにも波及し始め、今の日本の音楽があります。

ミュージシャンたちへの波及もそうですが、何より、ファンになった人は、もう、それは、桑田佳祐中毒になっていきました。

桑田佳祐さんの声を聴くと、パブロフの犬のようによだれがダラダラとでてしまう。

それが何よりの証拠です。

日本人は、やはり日本語でというのが、最終結論であり、桑田佳祐さんの他にも吉田拓郎さんや山下達郎さん、坂本龍一さん、ユーミンさんなど日本の音楽シーンをリードされてきた大御所の音楽家の方々は、まさにそれに等しいレベルの、もしくはそれ以上のクオリティーを持たれた歴史に残る方々で、日本の音楽シーンをリードしてきた方々です。

但し、桑田佳祐さんは頭1つリード

昭和から平成、令和に至るまで現在進行形で常に第一線を走り続けているミュージシャンは、私は、桑田佳祐さん以外の人を知りません 。

大御所と言われるミュージシャンの方々も、地位も名誉も財産もその対価として手に入れられました。

当たり前のことです、桑田佳祐さんもその1人ですが、でも、尚、ヒットを連発し続けているミュージシャンは、見渡す限り、桑田佳祐を除いては見当たらないようです。

かつてのミリオンセラーを、御所を大事に歌い続けるミュージシャンが多い中、桑田佳祐さんは、今日もまた、新しい楽曲の制作にいそしんでいらっしゃることでしょう。

だから、私たちファンは、桑田佳祐さんからひとときも目を離せないのです。

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