後悔しない生き方 堀江貴文を読んでみた

後悔しない生き方 堀江貴文を読んでみた

筆者は、今年で53になる。

人生100年時代と言うフレーズを最近、よく耳にするが、確かに、日本の平均寿命は、伸びているようだ。

しかし、誰もが、100歳まで生きれるのかと言えば、当たり前だが、そうではない。

自身、50を過ぎたころから、物事を「もうちょっと先で考えよう」と思わなくなったし、体調もいつも、最高のコンディションではなくなってきている。

もっと言うと、世界を震撼させている、新型ウイルスは、想像以上に強敵で、しばらくは、このウイルスに、生活のリズムを狂わされることになるだろう。

これまでのように仕事場に行く頻度は、めっぽう減り、体重は、皆、増加傾向にある。

運動をするようにしても、やはり、仕事場ほど、カロリーを消費できない。

こうなると、負のスパイラルに陥り、体重増加、ストレスの蓄積は、食生活を乱しし、過食ぎみになる。

抑えようとすると、これが、また、ストレスになる。

そんな生活を繰り返し、生活リズムを変えようと考えていた、ある日、コンビニで、パンを買おうとした時、本棚に堀江貴文さんの、「後悔しない生き方」と言う本が、目に飛び込んできた。

いかにも、ホリエモンらしく、ふてぶてしく佇むように、棚に何冊も陳列してあった。

50を越えて、明らかに、40代とは違う自分の体の動きや、そうは言っても、どう考えても自分は、100まで生きれると思えなかったし、また、生きたいとも思っていなかったから、つい、そのフレーズが気になったのか。

不自由な体で、寿命だけ伸びても、返って辛いだけだと思っていた。

そんな、潜在意識が、堀江貴文さんの、「後悔しない生き方」を手に取るきっかけになったのかも知れない。

1度は、コンビニを出たものの、どうも、その、「後悔しない生き方」のことが気になって仕方がなかった。

パンを食べてアイスコーヒーを飲みながら、ちょっとだけ、時間を置いて冷静と沈着の間を潜り抜けたが、やはり、「後悔しない生き方」のことが気になる。

堀江貴文さんのことは、知っていたが、夢中になるほど好きなタイプでなかった。

東大出身、元Livedoor社長、証券取引法違反懲役刑、ロケット発射成功。

そして、何かに付けて、アンチテーゼを主張する堀江貴文さん。

筆者の中では、少なくともカリスマ的存在ではなかったのだが。

確かに非凡さはあるが・・・

しかし、最近の若者は、どうも違うようで、堀江貴文さんのビジネスセンスには、敬意を払う若者が多いと言う、統計をどこかで見たことを思い出した。

そういう、自分の中での堀江貴文さんの情報を総合した結果、再び、コンビニに入り、堀江貴文さんの「後悔しない生き方」を手にして、キュッシュレス決済をして、いての間にか購入していた。

後悔しない生き方は確かに読みやすかった

堀江貴文さんの著書、後悔しない生き方は、とても、読みやすかった。

筆者は、本を読むのが苦手なタイプだ。

200ページ程度の本だと、毎日読んでも、1週間くらいかかる。

堀江貴文さんの、後悔しない生き方は、189ページだったが、実は、興味があったのか、堀江貴文さんの本の書き方がうまいのか、多分、後者だと思うが、その日のうちに完読できた。

53年間で、こんなに早く本を読み終えたのは、後にも先にも、この、後悔しない生き方だけだ。

堀江貴文さんの、表現は、すべからくストレートな表現が多い。

SNSでも、その表現法は一貫している。

コロナ禍で、「手取り150,000円、日本終わってますよね」と言うつぶやきに、「終わっているのはお前」と、とにかく表現はストレートだ。

これは、一例だが、この、つぶやきの、レスには共感できる。

後悔しない生き方でも同様、表現はシンプルで、理路整然としていた。

総じて、繰り返し述べられていたのは、「嫌なら、とっとと今の仕事を辞めるべきで、好きなことをして、生活すればいい」と言う結論付けだった。

あとは、スマホさえあれば、生きていけると言うフレーズも、頭に残っている。

しかし、その裏付けとなる根拠も明確だったので、実業家として、一目置くべき1人だと、自分の中で、堀江貴文さんのプロフィールを上書きした。

本当に好きなことを仕事にすることができる時代なのか

以前から、よく言われていたことが、好きな事をして、その対価としてお金を貰う人なんて、数%にすぎない。

仕事は、辛いから、その対価として、お金を貰うんだ、考え方が甘いぞ!

こういうフレーズは、みなさんも聞いたことがあるだろう。

筆者もそう思わされていた。

親の口癖だった。

しかし、奇跡的に親のおかげで、たまたま、大手企業に就職できたもんだから、もう29年も、同じ会社で働いている。

給料は、平均以上だし、福利厚生も充実している、休みもきっちり取れる。

そこで、定年まで、働き続けるか?

親のおかげで入社できた会社に、定年まで。

人生を今の会社に捧げるのか。

それこそ、滅私奉公的なマインドで、これからも通用するのか、そういう思いもあった。

おまけに、結婚をして、子供もいる。

平々凡々と、暮らせば、平均より、少し水準の高い、人生を送れただろう。

しかし、筆者は、この平々凡々とした生活に我慢できず、自身の不徳から、大借金を抱え、家を失い家族まで失った。

これまでのところ、ざっと、こんな人生だ。

人生、折り返し地点で、しがない人生の最中である。

もしかしたら、この家族を持ちながらも、煩悩に駆られた怠惰な行動が、ホリエモンこと、堀江貴文さんの、「後悔しない生き方」を購入した本当のきっかけかも知れない。

親のおかげで入った大企業、失った家族と多少の財産、しがない生活、この境遇で、所謂、世間一般的な、サラリーマン人生と同じ道でいいのかどうか、いや、それでは、いけないと潜在意識の中で、考えていたのかも知れない。

大借金は、誰でも抱えるものではない、そして、大切な家族、これも誰もが失うものではない。

むしろ、家族は、失うべきものではない。

どんなことをしても、一緒にいるべきだか、それよりも煩悩が勝ったのだから、どうしようもないポンコツだ。

悪い意味で、世間一般的なみなさんとは、少し異なる境遇に自らを晒してしまった以上、平々凡々な人生と、違う人生を歩むべきだと、そう、自分で決めていた。

さて、では、好きなことだけで、本当に人生は楽しめるのか?

そんなことが、ホリエモンの、後悔しない生き方の中には、綴られていた。

後悔しない生き方には、別に我慢して嫌な思いをして、会社に勤めるくらいなら、さっさと辞めて、自分の好きなことに没頭すればいいと綴られている。

好きなことをして生きることを真剣に考える

既に、50を越え、仮に100まで生きたとしても、折り返し地点は、確実に過ぎている。

更に言うと、人は、必ず老いていく。

80を越えても、背筋が真っ直ぐで、しゃんとした方は、たくさんいるが、それでも、やはり、80は80である。

飛んだり跳ねたりは、できない。

そう考えた時、順調に行ったとしても、体が自由に動いて、人並み以上の運動をして、健康を保ったとしても、飛んだり跳ねたり、車を好きなようにビュンビュン飛ばしたりできるのは、せいぜい、70くらいまでだろう。

逆算すると、あと18年しかない。

そして、この歳になると、周りの人が亡くなる話をよく聞くようになる。

毎日、「死」というものを全く考えずに、生活を送る年齢ではなくなった。

世に人が、生まれるかどうかは、絶対ではないが、人は、必ず、いつかは、「死ぬ」。

これは、堀江貴文さんの、後悔しない生き方にも、記されていた。

だから、堀江貴文さんは、時間が最も大切だと綴っている。

同感できる。

人の命が、自由に操れるなら話は別だが、それは、誰にもできない。

どんな金持ちでも、その人にとって最高の人生でも、終焉は必ずやって来る。

命尽きた時が、その人の寿命となる。

いくら堀江貴文さんが、ビジネスセンスに溢れていても、寿命だけは、コントロールできない。

20代〜30代の時には、そうは言っても、まだ、時間はあると思っていたが、50を超えると、逆算して、毎日を噛み締めながら、生活するようになる。

残りの時間が、どれくらいあるのか、考えながら、タイミングを測っている。

それが、今の筆者だ。

そして、定年まで、今の会社に勤めるのか、新しい人生を始めるのか、真剣に考えている。

少なくとも、定年まで、今の会社で働きたいと思っていないことは、自分の中で、明確なのだが、だから、堀江貴文さんの著書に頼ってしまっているのだ。

会社は、自分がいなくても、何ら問題ない

親のおかげで、大手企業に就職できた筆者だが、50を過ぎると、身の振り方を考える時期になる。

55歳、これは、日本の全ての企業で働く社員であれば、1つの岐路となる。

会社役員の場合は別だが。

昨今の日本の企業は、いくら大きな企業でも、一昔前までのように、就職さえすれば、そうは言っても、安定して生活できる・・・と言う時代は、既に終わった。

終身雇用、年功序列型の大手企業は、ジョブ型、そう、年齢に関係なく、成果を出す社員に高い対価を支払う制度にシフトしている。

これには、今の、新型ウイルスの影響も少なくなく、古き良き日本のバブリーな時代は、もう来ない。

時間が来たら、会社の椅子に座り、時間が来たら退社すれば、給料が貰える企業など、今となっては、ほぼ、皆無だ。

民間企業である限り、持続的成長がなければ、毎年、株主への配当が出せないような企業では、生き残れないという至極、当たり前の話だ。

誰が考えても分かる話だ。

だから、会社は、成果を上げる社員を重視する。

そうでなければ、理屈上、利益がでない、ら、大手民間企業でさえ、安泰という時代は、当に過ぎている。

但し、公務員は、別だ。

公務員の場合は、税金と言う制度がある以上、絶対に収入は確保されるから、クビになることは絶対にない。

例外なく、筆者が親のおかげで入れた会社でも、同じように、働き方と人事制度は、改定された。

そう言えば、最近のテレビ番組のテーマとなるターゲットは、実に、1つの事に、とことん没頭している人が、取り立たされている番組が多い。

そういう、テレビ番組を放送することが、人の興味を惹くからだ。

日本の企業のこれからがホリエモンの著書と一致している件

特に、若い世代の方は、覚えておいて欲しい。

民間の大手企業に就職しても、存分に活躍できなければ、企業は評価はしてくれない。

一昔前流のパターンの就職活動だけは、避けるのが賢明だ。

「できる奴」でなければ、辛い思いをするどころか、居場所さえもなくなってくるだろう。

ただ、今の大手企業は、若くても、成果を出す社員への、対価は手厚いし、昇格のスピードも早く、給料もたくさん貰えるようになっている。

だから、能力を発揮できるなら、大手を狙うのも当然、ありだ。

繰り返しになるが、何年かすれば、昇格していたと言う時代は、とうに終わっている。

筆者は、自身の勤める会社の人事制度の改定を実感し、これからの企業感を述べている。

また、毎日のニュースからも、どの大手企業も、ジョブ型の人事制度にシフトしてきている。

間違い無く、そういう時代になる。

成果を出す社員が、昇格も早く、ガッポリ貰える欧米型の精度に、ようやく日本も変わっていく。

そう言えば、今、書いたような、殆ど同じようなことが、堀江貴文さんの後悔しない人生にも書いてあった。

だから、堀江貴文さんは、やりたくもない仕事をやる必要はないと言い切っているのだろうか。

いやいやながらの仕事ほど、生産性の上がらない仕事はない。

それでは、大手企業に就職できたとしても、思うような給料は貰えない。

時間を忘れるくらい集中できることはあるか

堀江貴文さんの、著者、後悔しない生き方では、やりたくないことは、やらなくていいと言い切っている。

それは、筆者なりの解釈だが、時間を忘れるくらい没頭できることが、他にあればの話だ。

これには、筆者も共感する部分がある。

時間を忘れる。

これは、本当に好きなことを、一心不乱にやれば、今の時代、スマホさえあれば、生きていけると結論付けている。

時間を忘れて、ごはんを食べるのも忘れてしまうくらい集中できることは、その道の先駆者になれる可能性を秘めている。

そういうものがあれば、それで、食っていける時代だ、と言うことだ。

例えば、今の時代、自分のネームバリューがなくても、腕が一流で、本物ならば、それを広く、一瞬で知らしめる方法がいくらでもある。

それこそ、スマホさえあれば、アッと言う間にビジネスを始めることができる。

SNSでも、ネットとスマホがあれば、一瞬にして、自分の腕を訴求できる。

時間をかけて、地道に活動を続けなくても、誰よりも深くその道に長けていれば、それをマッチングして、ビジネスに繋げることができる。

例えば、「ココナラ」と言うアプリがある。

キャッチーは、奇しくも、「好き」を「仕事にする」だ。

iosもAndroidにも対応しているアプリだ。

ココナラ (coconala)

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開発元:coconala, Inc.
無料
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ここに、登録すると、自分の得意なことをビジネスにすることができる。

「私は、こんなことができます」と、登録すれば、自動的に、「こんなことができる人、いませんか?」とオーダーが入るシステムになっている。

会員登録は、もちろん無料だが、このマッチングが、どれほど労力がかかるものか、有料でも、登録したい人は、山ほどいるだろう。

インターネットがもたらした、プラットフォームは、素晴らしい。

また、今時、成りたい職業が、「ユーチューバー」と言う若者も少なくない。

そんな時代だからこそ、本当に好きなことを、とことんすれば、ビジネスになる。

これが、所謂、堀江貴文さんの後悔しない生き方に繋がるのではないかと、筆者なりに解釈している。

他にも、こんなサービスがある。

今、頻繁にCMでも流れているのが、「STORES」だ。

これは、ノウハウさえあれば、リアルでもネット上でも、すぐにビジネスを始めるくなかとができるプラットホームを提供してくれる。

ネット決済も、含まれているから、本当に今日からでも、ビジネスがスタートできる。

ご存知ない方のために、サイトURLを残しておく。

STORES

筆者は、我が事を思えば、自由に動ける時間を逆算して、思い切って、新しい人生をスタートさせるつもりだ。

その時になって、「嗚呼、あの時、やっておけば良かった」と思っても、時、既に遅しなのである。

感覚的に、コンビニで購入した、堀江貴文さんの、「後悔しない人生」は、筆者にとって、多くのビタミンが含まれていた。

思いはあっても、なかなか、と言っている暇はない。

次のステップに、コマを進める後押しとなった、素晴らしい著者に出会えたことに感謝している。

「後悔しない生き方」、なかなか、良かった。

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