トラベルドクター 伊藤玲哉
医療と言うと、範囲が広く、今や、さまざまな医療のカタチがあって、患者、医師、家族、それぞれの立場から、想いや願いがある。
医学の発展は、 著しく、延命治療も決して、珍しくないし、難しい医療ではなくなった。
これは、家族として、せめて、 最期を看取りたい時や、どういう状態であっても、生きていて欲しい等、さまざまな想いがあるだろう。
これについては、立場はどうであれ、1分1秒でも永く生きて欲しいと言うのが、本筋論となるが、患者当人も必ずしも同様とは、限らないようだ。
まずは、今の時代、1日、1週間レベルの延命措置と言うのは、可能な時代なので、必要に応じて、有効に活用すべきだろう。
但し、延命の定義も幅が広く、意識レベルの段階までは、約束できない、意識はないが、臓器は動いている、そういうケースが多いのかも知れない。
後は、今、世の中は、100年人生が前提になっているが、平均寿命は、確実に伸長している。
以前は、 重篤とされていた病気になっても、完治する確率は上がっている。
そういう意味では、人生を愉しむ時間が、増えたことになるだろう。
反面、望まずとも、人生に苦しむ時間も、増える可能性がある。
時間軸は、確実に増えていくし、これまで以上になる可能性もある。
そうなると、考えたいのは、如何に、生きている時間を愉しむか、これを、考えていきたいところ。
それは、所謂、高齢者になっても、それまでの、シニアの時代も、ずっと、自分の想うように、身体を動かせる事が、まず、基本的な人生を愉しむ為の条件だろう。
これには、運動、規則正しい生活、食事、定期的な診断などを、コンスタントに、こなして行く事で、確率は上がりそうだ。
特に、定期的な健康診断は、今の医療レベルは、癌などの重篤な病気にかかってしまっても、初期であれば、完治可能も十分あるから、自分を守る為にも、定期的に行うべきだろう。
しかし、いくら、どんなに、気を付けていても、病気になる事は、ある。
そんな時にも、患者の意思を、可能な限り、叶えてあげる医療、これが、トラベルドクターと言う新しい、医療のカタチだ。
東京都出身の、伊藤玲哉と言う、1人の医師がいる。
筆者も、NHKのテレビで知ったのだが、本来は、病床生活を余儀なくされている患者に、行きたい所へ、いざなってくれるサービスを行う組織の代表であり、医師だ。
昔、よく行ってい想い出の場所、海や山、温泉など、可能な限り、叶えてくれる医療と言うよりは、サービスだ。
筆者は、このトラベルドクターに、酷く感銘を受けた。
トラベルドクター 伊藤玲哉が叶えてくれる医療
トラベルドクター 伊藤玲哉は、医師だ。
医師だから、勿論、医療もできる。
しかし、伊藤玲哉は、医療行為をすると言うよりは、患者のやりたい事を、医療として置き換えて、サービスを提供している。
代表的なものは、旅行で、奇しくも、病床生活を余儀なくされた患者さんは、嫌でも、毎日、病床生活を送らなければならない。
変化の無い日常、食事を、嫌でも、日常にしなければならない。
筆者の親も、若い時に、重たい病気にかかり、永い間、病床生活を余儀なくされた。
そして、高齢になった親は、今、施設に入っている。
若い頃に、身体が不自由になり、そして今は、高齢者施設だ。
僅か43歳で、身体の半分が不随となり、75歳で施設入り。
果たして、この人の人生に、自由や楽しみといった、人生の醍醐味はあるのか、と、つくづく想うのである。
本人が、何処かに旅行に行きたいと言われても、家族だけでは、到底、実現できないようなことを、実現してくれるのが、トラベルドクターだ。
これは、伊藤玲哉が医師であることが、絶対条件で、患者が入院している病院との調整を始め、医師でなければ、リスクにもなり兼ねない、外出するための、多くのハードルをクリアしなければ、実現不可能なのだ。
家族だけで、好かれと想って無理をした場合、家族に後悔が残る場合もあるし、まず、実行とはならない。
たまたま、筆者の家族が、そういうシチュエーションだった事もあるが、家族とて、当人の想いは、100%叶えてやりたいと想っていても、素人だけで、病人を旅行に連れてはいけない。
そういう、患者や家族の、もどかしい気持ちを、叶えてくれるには、その、患者や家族の心の声を、心底から聴いて理解してくれる裁量のある医師でないと、気が付かない事であり、この、伊藤玲哉は、真の意味で、患者と寄り添う医師と言えよう。
なるほど、伊藤玲哉の面持ちは、患者が、見ただけで、何か安堵感を抱いてしまうように穏和だ。
これなら、もし、何かあっても、実現してやりたいと想ってしまう。
筆者も、家族がそうしたいと言うなら、どこかで、その願いを叶えてやろうと思う。
トラベルドクターの、サイトは、こちら。
シンプルだが、どうしようもなくなるような、心痛を抱える家族を、暫くの間、和らげてくれるかも知れない。
恐らく、筆者のような境遇のご家族は、他にもたくさん、いらっしゃるだろう。
そして、患者当人と家族の歯がゆい想いを抱きながら、日々を、悶々と過ごしている人も多いだろう。
気になる方は、こちらのサイトをご覧になって欲しい。
トラベルドクター伊藤玲哉は真の意味で患者と向き合う新しい医療だ
どんな病気であれ、社会復帰できるまで回復する事にこした事はない。
医師に、感謝すべきだ。
そういう意味では、 医師と言うのは、職業である事に違いはないが、天職に近いのかも知れない。
コロナ禍では、 通常の医療に加えて、終わりの見えない、コロナ患者の処置を献身的に継続して行い、通常業務もこなさなければならなかった事を想うと、感謝しかない。
また、患者はいつ、具合が悪くなるか分からないから、医師や看護師の業務は、本当に激務と言っていい。
そうやって、患者の為に、尽くしてくれる度、患者としても、1日も早く復帰しようと想う。
しかし、これは、スタンダードな医療だが、他にも医療はある。
スタンダードたが、ヘビーだ。
他には、心療医療、これは、体と言うよりは、心の中を診察する医療だが、こちらも、根気よく患者と向き合わなければ、回復もなかなか、難しい病気だ。
後は、ホスピスなどの緩和医療など、さまざまな医療がある。
いずれも、生半可な志では、成し得ない職業だ。
以前、死ぬ前に後悔する25の事と言う、著者を読んだ事がある。
これは、先程の、終末期患者と向き合う医師が、書き上げた著者だが、医師として、何もしてあげられない、歯痒さを記述した頁を読んだ時は、何とも言えない気持ちになった。
しかし、それを、傾聴の姿勢で聴いてあげること、これが、患者にとっては、安堵感に繋がると、確か書いてあったように想う。
薬や技術で、治療して患者を改善に導いてくれる事も、大いに人にとっては、ありがたい行為だ。
一方で、本当の意味で、患者の心に寄り添ってくれる医療も、 同じように大切なのだろう。
トラベルドクターも、その1つ。
自然治癒力と言う言葉がある。
患者にとって、辛いが、頑張れと言うだけの治療もあれば、患者の心の声を確かめながら、寄り添い、患者自身をポジティブなマインドにしていく事も、有効な治療であることも分かっている。
トラベルドクター伊藤玲哉が、実現してくれる医療も、自然治癒に、大いに貢献してくれそうだ。
そして、冒頭で述べたように、患者本人は、必ずしも、延命を選択している訳ではないようだ。
筆者の親も、延命は、全く望んでいない。
それは、そうだろう、体の自由は効かず、想ったことを喋れずだが、何もしないでいると、どんどん動けなくなるから、毎日、リハビリは、欠かせない。
筆者は、いつしか、「がんばれ」と言う言葉を使うのは辞めた。
あまりにも、当人に対しては、苦痛に感じたに違いないと想ったからだ。
「がんばらなくていい、毎日、笑顔が1回でも多い日を、1日でも多く、過ごして欲しい」、そう、想うようになった。
そんな中で、このトラベルドクターは、そんな、笑顔になれる時を、実現してくれるものだと、筆者は、痛切に感じている。
もう、無理だと想っていた、場所に行けるかも知れない。
これは、健常者でも、リフレッシュされる効果絶大なストレス解消法、患者にとっては、奇跡とも言えるほど、心、踊らされる愉しみになるに違いない。
それは、何より、自然治癒力に繋がるに違いないし、心底から、一瞬でも、「生きていて、良かった」と感じるはずだ。
医療を突き詰めた時、どんな医療を患者や家族が望んでいるのか、深く、患者や家族の側から考えないと、トラベルドクターは、生まれなかったはずだ。
そして、この、トラベルドクターの需要は、今後、更に増えるはずだ。
知っている人が、全く少なすぎるだけで、患者の身になって考えられたサービスだ。
知っていれば、もっともっと活用したいと想う人がいるはず。
これからも、ずっと、その、暖かいサービスを、更に、アップデートして、継続していただきたい。