太陽生命はヤバい方の生命保険会社だった
太陽生命と聴いて、みなさんは、どんなブランドイメージを持っているだろうか。
筆者は、日本生命や第一生命やアフラックなどの大手生保と比べると、あまり、頭に残っていない方の、所謂、中堅レベルの生命保険会社のイメージだった。
ところが、一頃より、CMの露出が
増え、着々と、 顧客を増やしているのが、昨今の太陽生命で、勢いがある。
そんな勢いに、乗っかるかのように、筆者が、そろそろ保険の内容を変えて行こうとしていたタイミングとも重なって、太陽生命に加入した体験ドキュメンタリーを共有したいと想う。
勢いに、完全に乗っかったとしか、言いようがないが、割と軽いノリで、太陽生命に加入した。
しかし、この、軽いノリが、後で、手痛いしっぺ返しを喰らうことになる。
それから、1年経過しない内に、ある病気で、手術することになり、生命保険を利用する事になったのだ。
絶妙なタイミングでよかったわー、と自画自賛したのも束の間。
これが、きっかけで、太陽生命と言う保険会社の、実態をまざまざと、知らされる事になろうとは、思いもしなかった。
太陽生命の保険内容の特徴
太陽生命は、大手ではないが、このところ、市場占有率を高めている、右肩上がりに見える保険会社だ。
その、特徴は、 所謂、一時金が、他社よりも、多額に設定されていること。
これは、シンプルで分かり易い。
その分、入院時のベッド代や、通院費などの細かい設定はされていない。
一時金で、ドカンと払うから、その中で、やりくりして、そういう内容だ。
シンプルで、ドカンと保険が降りて、煩わしい細かな設定がない、加入する側にとっては、すぐに、どんな保険なのかが、分かる。
通常だと、入院で5,000円/日、手術で50,000円などの設定はなく、一時金で、300,000円、こんな感じだ。
また、この、ドカンな金額が、太陽生命を惹き付ける売りとなっている。
しかし、実際に、筆者は、入院、手術後に、とんでもない体験をすることになる。
契約者に取っていい保険会社とそうでない保険会社の違い
保険の獲得競争は、熾烈だ。
1度、資料請求すると、頻繁にアプローチが、かかってくる。
筆者は、始めから、契約するつもりだったから、構わなかったが、あまり、1度に複数社に、資料請求すると、すごいアプローチの嵐になるので、気を付けて。
さて、契約者にとって、いい保険会社とは、どういう保険会社だろうか。
これは、簡単、契約通りに、履行してくれる保険会社だ。
しかし、そもそも、保険会社とは、何が利益の元になるかと言うと、契約者の保険掛金だ。
そして、契約者が、とにかく長く健康であれば、保険会社としては、申し分ない。
儲かる一方だ。
あたかも、契約者の万が一の事を想うフリをして、健康でいることだけを祈っている。
それでも、契約者に何かあった時は、契約した通りに、迅速に保険金を払ってくれる。
これが、 一流の保険会社だ。
一方で、契約者にとって、悪い、あってはならない保険会社とは、どんな保険会社だろう。
これは、何を隠そう、今回、筆者が契約した太陽生命が、正に、その典型だったのだが、契約内容に添って、保険金請求しても、保険金を支払ってくれない保険会社である。
嘘でしょ。
いや、これは、本当の話。
太陽生命もだが、保険会社と言うものは、そもそも、どちらかと言うと、そっちの方が多いのである。
これは、筆者が通う、病院の医院長も言っていた事だが、そもそも、保険会社は、いかに、保険金を支払わないかに、鎬を削っているものだ。
と言う。
みなさん、 保険会社の選び方かは、慎重にされたい。
やはり、大手の保険会社の方が、安全である。
その他、大半の保険会社は、いかにして保険金を支払えないような理由を見つける事に、執着しているもの、 そう、理解しておこう。
太陽生命は、正に、 その典型だった。
太陽生命に保険金請求して分かったこと
太陽生命に加入して、8ヶ月後に、入院、手術することになった筆者、この時ばかりは、嗚呼、保険に入っていて良かったと想った。
無事、退院して、保険会社専用の診断書に、病院側で証明して貰い、太陽生命に、保険金の請求を行った。
今、太陽生命には、コロナ保険と言う保険があって、アリの巣の如く、契約者は、どんどん、吸い込まれている。
だから、支払いまで、1ヶ月かかると、前置きがあった。
でも、これって、遅れる理由にしていいのか。
ビジネスでは、忙しいを、言い訳にしてはいけない。
保険会社の保険金支払いは、通常、5日以内だ。
それが、1ヶ月、しかも、当たり前のように。
「コロナ蔓延で、支払いが遅れます」。
そんな事、誰が考えても、作業が増えるのは、分かっているはずだ。
やはり、 こういう所が、三流なのだ。
コロナ保険を始めるなら、その受け皿も、準備しておくのが、一流の保険会社だ。
一事が万事と言う格言があるが、ここから、太陽生命による怒涛の、保険金支払わない攻撃が始まった。
契約には、太陽生命の社員2名が、自宅に訪問して契約を行った。
しかし、筆者が、保険金の請求をするも、なかなか前に進まない。
カスタマーセンターに連絡すると、査定課と言う部署から連絡があり、紹介状を書いてくれた病院の初診日の記入がないから、支払い処理できない。
そう、回答があった。
始めから、大きな病院に通院していれば、当然ながら、紹介状など不要だが、大半の患者は、近所の街医者に紹介状を書いてもらって、大きな病院で手術するのが、一般的だろう。
だから、太陽生命専用の診断書のような、フォーマットほど、実態に則さないフォーマットはない。
手術を行った病院に書いて貰う診断書に、紹介元の病院の初診日を記載する欄がある事自体、ナンセンス極まりない。
手術をした病院が、紹介元の病院の初診日など、知り得ないのである。
そこからは、太陽生命による、一方的な確認作業が始まった。
第三者による、2つの病院への確認作業のようだった。
こちらは、何が悪いのか、どんな事を聴いているのか、全く明かされない。
一方通行だ。
不安だから、担当者に連絡しても、メールしても、全くの無視。
契約者が契約している保険会社の担当者に連絡しても、全く無視なのだ。
普通の、ビジネスマナーさえ、守られていない。
ビジネスマナーの、ビ、さえない。
何が悪いのか、さっぱり分からない。
挙句の果てには、筆者の、家族に勝手に連絡を入れている。
家族が心配して、折り返したら、何で連絡したのか不明と、これも、 考えられないような、ちんぷんかんぷんな 回答内容。
先程、一事が万事と、言ったが、正に、格言通り、全てにおいて、首を傾げざるを得ない事が、次々と発生した。
そして、問題の保険金支払いについては、「事前告知義務違反」だから、支払えないと言う回答。
ちゃらんぽらんな事をする会社の、何を信じろと言うのか。
空いた口が塞がらなかった。
筆者が、太陽生命と契約したのは、6月、その2ヶ月前に、通院している病院から、病気の疑いがあると言う事だったらしい。
確かに、症状はあったが、筆者は、医院長から、疑いがあるとは、言われなかった。
しかも、何の治療もしていない。
ただ、2ヶ月前に、疑いがあったから、無効だと言うのだ。
疑いがあり、重篤なら、疑いで済ませる訳にいかない、すぐ、入院だ。
筆者も、それなら、すぐに、具体的治療に動いた。
そうかも知れないね、どこかで考えないといけないかもね、しかも、その先、医院長からは、検査もなければ、入院も勧められていない。
その程度の、ただのやり取りまで、告知しなければいけないのか。
筆者にとって、そんな事が、告知違反だと、言われたら、どうも、しょうがない。
医院長の言う通り、いかに、保険金を支払わないかと言うのが保険会社だと言う言葉が、その時、胸に突き刺さった。
通院している病院では、今回、手術した病気に関わる治療は、 一切していないのに、義務違反だと、言い切られた。
は???
って、感じだ。
事実、6月に保険に入って、手術したのは、翌年1月だ。
そんな、重篤な疑いがあるなら、こんな先まで、普通、引っ張りようがない。
なのに、事前告知義務違反。
挙げ句の果てには、重要事項説明に、疑いもダメと書いてあると、堂々と、言い切る。
今のご時世、書いてあるのを読まないあなたが悪いは、禁句だ。
誤解しやすい箇所こそ、マーカーを引いて、説明しなければいけない。
消費者庁に、指導されてしまうような事を平気で言う。
結果、保険金は支払い不可、更に、これまで払ってきた保険掛金、診断書代金など、一切、対応できない、契約した側から言わせてもらうと、詐欺行為としか、言いようがない。
これが、THE太陽生命の実態だ。
そもそも、保険と言うサービスは、いつか何か起こった時のために、みんなで、お金を払って、その時は、お金がかかるから、みんなで、支え合うと言うのが、サービスの本質の筈だ。
少なくとも、太陽生命は、そもそもの保険の本質の欠片もない事が、鮮明に分かった。
毎月、保険掛金を支払い、その後、入院し、手術したのであれば、保険金は、支払われて然るべきだ。
更に、ユーザーの個人情報管理、営業の対応、全てにおいて、一昔いや、二昔前くらいのクオリティであることを、追記しておこう。
更に、契約者の、意見は、一切聞く耳を持たない。
もう1つ、勝手に個人情報を扱っておいて、更にその後、勝手に、家族宛に葉書を送ってきた。
個人情報を削除したと言った後にである。
通院歴は、細かく重箱の隅を楊枝でほじくるように見るが、個人情報の取り扱いは、ガバガバだ。
テレビで頻繁に見るからと言って、その、保険会社を信用してはいけない。
少なくとも、たくさんお金がある人は、それでもいいかも知れないが、太陽生命を選択する事は、おすすめしない。
払い損に成りかねないからだ。
しかも、何よりも、大切な、ユーザーに寄り添う姿勢が、筆者が何人かの社員と話しをした経験上、太陽生命には、ほぼ、皆無だ、社風が、社員を一蓮托生にして、利益ありきの対応をしている。
そこに、契約者に寄り添う姿は、微塵もない。
太陽生命は、いかに保険金を支払わないかの方の保険会社だった。