ロバータフラックは、世界一のソウルシンガーと言っても過言ではない
ロバータフラックは、 1937年 アメリカはノースカロライナ州ブラックマウンテンの出身の ソウルシンガーだ。
ソウルミュージックの大御所、世界のロバータフラック と言ってもいいだろう。
「やさしく歌って・・・」で一躍有名となったロバータですが、ブラックミュージックとソウルマインドを兼ね備えた彼女の歌声は、唯一無二で、誰にも真似できない。
ロバータフラックのアルバムの中で 、筆者の中では、「THE BEST OF ROBERTA FLACK」 が推しで 、その中でもやさしく歌ってを始め、 Will You Still Love Me Tomorrow、 jesse が好きな曲。
とにかく、THE BEST OF ROBERTA FLACKには10曲の曲が収録されているが、寝る前に聴くと、10曲完全聴き終わる前に寝てしまうほど、しなやかさと憂いが漂う。
それほどまでに 美しく切なく歌うロバータフラックの美声は 、これからも 廃れる ことなく 愛され続けることだろう。
その、ロバータフラックの唄声には、秘密がある。
それは、ブルーノートどあると言うこと。
ロバータフラックの唄声はブルーノートそのもの
そもそも、ロバータフラックは、アメリカノースカロライナ州のソウルシンガー。
ロバータが得意とするのは、ソウル、ジャズ、リズム&ブルースで、正に、ブルーノートがふんだんに使われるジャンルが多い。
ブルーノートとは、簡単に言うと、音階の事で、「憂いのある音調」とでも言おうか。
ロジカルに言うと、こうなる。
ブルーノートとは、ミ・ソ・シのピッチが微妙に上がりきらず(半音以下の範囲で)下がることで哀愁を帯びたメロディラインの音のこと。
半音以下の音階を表現しているのが、ブルーノートと言う事になるが、これは、練習すればできるようになると言うものではない。
ロバータフラックの場合は、その、ミ・ソ・シを絶妙に、表現できる、天才だ。
だから、ロバータフラックの、声質も手伝って、ソウルを唄うと、何とも言えない、叙情的な唄に聴こえる。
他にも、ソウルやジャズを得意とするシンガーは、たくさんいるが、ロバータほど、憂いのある唄い方ができるシンガーは少ない。
海外で言うと、ビリー・ホリデイと言うジャズミュージシャンも代表格で、ビリーの唄声も、また、ブルーノートを感じる楽曲が多い。
ビリーの場合は、生い立ちや人生そのものも過酷で、悲痛で劣悪な環境下で育ったこともあり、人生の生い立ちが体に染み込み、ブルージーな唄声を奏でていると言っていいだろう。
音階を技術的にズラすことは、出来ても、唄い方や声質、ニュアンスの違いが、ブルーノートの表現には、必要になる。
そういう意味では、ロバータフラックは、世界レベルで、ブルーノートを体現できるシンガーと言っていいだろう。