父母ガ浜で写真を取るとアガる
香川県三豊市に面する父母ガ浜。 (ちちぶがはま)
「マジ、すごいから・・・・」
これが、日本の香川県にある、ウユニ塩湖に脾摘する、父母ガ浜、絶景!
父母ガ浜の何が、有名かと言うと、ボリビアのウユニ塩湖並みの天空の鏡が、現れるという噂で、最近、インスタでの写真が、密かな人気スポットになっているそうで。
父母ガ浜で、ウユニ塩湖並みの、写真を撮る人たちで、浜辺は、ごった返しているそうです。
筆者は、香川県に5年間、住んでいましたが、その間、父母ガ浜の存在すら知らなければ、話題になったことすらなかったのですが。
どうも、天気と潮の満ち干きのタイミングが「バチッ」と合うと、ボリビアのウユニ塩湖並の、巨大な鏡が、現れる、らしいんです。
そもそもウユニ塩湖ってどこよ
ウユニ塩湖と言えば、塩湖ですので、当然ながら、「塩」が取れる訳ですが、もっと有名なのは、はい、海面が、鏡面化することです。
これは、ちょっと大袈裟に言うと、世界的に有名な話。
でも、ボリビアってどこだ、という方のために。
このあたりです。
国旗は、これ。
カッコイイ、国旗です。
人口約11,000,000人ですから、日本の1/10くらいの人口です。
でも、ここからが、スゴい。
ボリビアは、多民族国家で、言語が、スペイン語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語、その他、33の先住民言語が入り交じるという、凄まじい、多民族国家です。
もはや、隣の人が、何を喋っているか分からない、なんてことも、ザラなんでしょう。
まあ、ボリビアのことは、このくらいにしておきます。
あっ、ウユニ塩湖の鏡面は、こんな感じです。
本当に、鏡面化してます。
父母ガ浜の天空の鏡は本当か
話を戻して、でも、うどん県では、有名な香川県でも、ウユニ塩湖並の鏡面が現れるなんて・・・にわかに信じ難い。
5年間、香川県にいて、たったの1回も、父母ガ浜の写真の話題、「0」だったし、それは、たまたま取れた写真なんじゃないの?
でも、ちょっとだけ気になるきっかけがあったんです。
本当にたまたまなんですけど。
本当に、たまたま、BS朝日の鉄道・絶景の旅、あの、日本の代表的娯楽番組 笑点にレギュラー出演している、林家たい平さんが、ナレーターをする番組を、本当に何となく、見ていた時のこと。
香川県を列車で旅する内容だったので、懐かしながら、「あー、それね、そうそう」と独り言を言いながら番組を見ていると、たい平さんの口から、何と、父母ガ浜で、感動ものの写真が撮れるというフレーズが。
言っていたんですよ、たい平さんが、「父母ガ浜」の天空の鏡の写真のことを。
笑点にレギュラーで出演している人が、嘘をつくはずがない。
「よっしゃ、行って、この目で、確かめたるわい」
ちょっとだけ、休みが取れたので、懐かしさとうどんも食べたかったのも合間り、筆者の第2のふるさと、香川県に。
しかし、何とその日の、香川県の天気予報は、「曇り」。
ちなみに、父母ガ浜の、見頃と時間と、筆者の休日が「ビタッ」と合うのは、この日の夕方だけ。
「その日の前後の日は、いずれも晴れなのに、何故か、その日に限って、曇り」
こんな天候って、あります?
「ツイてない、なんて、ツイてないんだ。でも、もう、運を天に任せるしかない」
その日は、朝から、予報通り、「どんよりとした曇り空」
車を走らせ、そそくさと、父母ガ浜に。
香川県の西部に位置する三豊市、要 潤さんのふるさととしても有名な三豊市、あと20分ほど、車を西に走らせれば、もう、お隣の愛媛県。
そんな、コンパクトな香川県は、日本一、面積の小さい県でもあります。
スマホを取り出し、カエル天気(Googleさん提供のスマホアプリです)で、天候を念の為、再確認。
どうでも、いいですけど、カエル天気は、こんな感じ。
「あらッ、16時~17時の箇所に太陽のマークが・・・」
「これは、もしかして」
ずっと、曇りマークが並んでいたのに、それも、夕方の2時間だけが、太陽マークに。
三豊市を北へ北へと車を走らせ、ひと山越えて、見えてきたのは、父母ガ浜。
「ほー、ここか。」
でも、筆者は、広島出身なので、瀬戸内海の雰囲気は、嫌というほど、知っているので、さほど、感動もなく。
でも、そもそも、父母ガ浜って、海水浴場なんですね。
東西に約1kmほどの砂浜が、続く瀬戸内海の浜辺としては、珍しいです。
そして、父母ガ浜の砂は、日本海の砂に近い、サラサラの砂。
山陰の日本海を思い出します。
時間は、ちょうど、16時。
なんだか、やたらと、若い輩が。
大学生か。
月曜日の昼間に、時間がある若者と言えば、大学生くらいしか、いるまい。
ちょっとだけ、ジェネレーションギャップを感じながら、浜辺へ。
確かに、カエル天気の予報通り、雲の切れ間から、陽の光が。
「奇跡か?」
ここへ、来る途中、弘法大師のお生まれになったと言われる、善通寺でお参りをして、おみくじ引いたら、「末吉」だった筆者ですが、「このときばかりは、天が味方してくれたか?」
きゃぴきゃぴと、戯れるように、自撮り棒やセルフィーで、ここぞとばかり、シャッターを切る音が、あちこちから。
「噂は、本当だったのか」
筆者も、太陽が出ているうちにと、当たり構わず、約100枚は、撮ったでしょうか。
いかん、我を失っている、落ち着け。
父母ガ浜のことを、これから、この記事を見て下さって訪れようとしている方の為にも、道しるべにしなくては。
ちょっと、落ち着いて父母ガ浜のこと、整理します。
父母ガ浜へのアクセス
まず、父母ガ浜の住所から。
住所:香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3 父母ヶ浜海水浴場
Tel:0875-565-880
父母ガ浜のアクセスですが、どうやらシャトルバスが出ているようですが、1番最適なのは、マイカーやレンタカーです、地理的にも。
でも、父母ガ浜へのアクセスは、いくつか手段があります。
こちらは、画像を貼り付けているだけで、リンクを張ってないので、詳しくは、三豊市観光交流局のサイトでどうぞ。
こちらです。
父母ガ浜で、天空の鏡を体現するタイミング
父母ガ浜で、天空の鏡と遭遇するには、天候、潮の満ち干きと時間帯が、全て一致していないと、その瞬間に遭遇することは、できません。
しかし、そうそう何度も、父母ガ浜まで、出向くことも出来ません。
潮の満ち干きひ、毎日、少しずつ変化し、季節も日に日に、変化する。
少し、先のことが分かるのは、天候のみ。
でも、安心して、ください。
三豊市観光交流局は、見頃なタイミングを、こちらのサイトで、先々まで計算して、公開してくれています。
筆者も、これを参考に、父母ガ浜への出発日を決めました。
あとは、週間天気予報を見ながら、みなさんの都合のいい日と照らし合わせて、父母ガ浜、出向の日を決めてください。
父母ガ浜には、バス出で行くのもあり
父母ガ浜へのアクセスは、マイカーやレンタカーが便利ですが、難しい場合は、バスがおすすめです。
高松駅や高松空港からはシャトルバス、関西からの観光バスまで、出ています。
売り出し中の、父母ガ浜、バスのアクセスも充実しています。
筆者が、父母ガ浜に訪れた日も、関西からの観光バスが、夕方目掛けて、どっと入り込んできました。
バス停も、父母ガ浜海水浴場のすぐ前にあって、1分も歩けば、もう、父母ガ浜の浜辺に辿り着きます。
父母ガ浜での写真の撮り方
父母ガ浜で、天空の鏡の写真を撮るには、ちょっとした、コツが必要です。
写真の撮り方には、少しだけ、工夫が必要なんですね。
丁寧に、秩父ガ浜では、こうやって撮り方のPOPもご準備していただいています。
父母ガ浜で、ウユニ塩湖並にの天空の鏡の写真を、スマホで簡単に撮るには。
- 天気がいいこと
- 干潮の時間帯であること
- 風が吹いてないこと
これは、必須です。
そして、願わくば、夕方であること。
ひときわ、バエます。 (マジでバエます)
父母ガ浜で、天空の鏡、所謂、空や人物を水面に映し出すこと=鏡として、写真に納めるということは、太陽に向かって、潮が干いた砂浜にできた水溜まりを、鏡にするということです。
風が吹いていると、水溜まりは、揺らぎ、鏡面にはなりません。
筆者も、100枚近く、写真を撮りましたが、風が吹いていると、水面が揺れ、鏡にはなりませんでした。
体勢を低くして、水溜まりと空をフレームの中に納めて、写真を撮ります。。
その瞬間、風さえ吹いていなければ、人物は、影となり、水面には、その人物と空がくっきりと、写真に映り込み、見事な天空の鏡を、納めることができます。
筆者も、撮影した時は、そうでもなかったんですが、後で、見てみると、何とも言えず、幻想的で、少し、せつない感じがとても、いいです。
本当だった父母ガ浜の天空の鏡
父母ガ浜に着いて、とにかくシャッターチャンスを逃すまいと、カシャカシャと写真を撮りながら、撮影した画像を見ていた時は、そうでもなかったのですが、後で、見てみると、本当に潮が干いた後の風の吹いていない瞬間は、正に、鏡張りの状態。
いくつか、画像をアップしたので、ご覧ください。
神秘的というと、ちょっと言い過ぎかも知れませんが、何だか、そこに人物が影となって被写体に加わると、表情さえ分からない、真っ黒な「影」だけなのに、悲しくも切なくも映り、また、楽しくも映り込むから、不思議です。
父母ガ浜の砂は、瀬戸内海では、珍しい、サラサラの砂です。
この砂のおかげもあるんでしょう。
潮が干いた後の砂浜(まだ、乾いていない砂地)は、不思議と、歩いても、固く、普通の靴でも、問題なく歩けるんです。
こういう不思議が、いくつか重なって、父母ガ浜の天空の鏡は、時々、私たちに、顔を覗かせてくれます。
自然が作った副産物は、訪れる人たちに、安らぎや、癒し、開放感を与えてくれます。
父母ガ浜の天空の鏡は、「本当」でした。
林家たい平さんの、ナレーションには、やっぱり、嘘はなかった。
お金では、買えない、宝物を与えてくれます。
何かに疲れた時や、物事が上手くいかない時は、誰でもあることです。
そんな時は、父母ガ浜に足を運んでみるのもいいでしょう。
父母ガ浜の天空の鏡が、疲れたココロをやさしく出迎えてくれます。