人には、8つの苦しみがあるというブッタの教え

ブッダのように私は死んだ歌詞

桑田佳祐さんが坂本冬美さんに楽曲提供された、ブッダのように私は死んだ・・・について。

これが、桑田佳祐さんが、提供した、「ブッダのように私は死んだ」の歌詞です。


「ブッダのように私は死んだ」は、どこまでいっても、飛ぶ鳥を落とす勢いが止まらない、桑田佳祐さんが、坂本冬美さんに提供した楽曲で、2020年11月6日に、いよいよ、リリース。

しかし、タイトルも、桑田佳祐さんらしい、タイトルの付け方で、仏様である、ブッダを、「死」と敢えて絡めるあたりは、桑田佳祐さんならではの不埒な性格が、未だ、衰えずといったところ。


ブッダは、仏教を世に知らしめ、教えを問いた、仏様。

2010年、桑田佳祐さんは、初期の食道癌を発症。

幸い、早期発見で、ステージ1だったため、手術により、一命を取り留めた桑田佳祐さんですが、桑田佳祐さんのアイデンティティとDNAが培われ、大きな影響を受けたと言っても過言ではない、実姉のえり子さんは、僅か、56歳でこの世を去られ、ご自身の病気やお姉さんとの、死別なども相まって、「死」に関する歌詞も、増えてきたというのもあるのだろう。

今回、坂本冬美さんに提供した、「ブッダのように私は死んだ」も、人の欲や、四苦八苦に、踏み込んだ、楽曲に伺えて、仕方がない。

永きに渡り、情念の篭った楽曲になるに、違いないだろう。

桑田佳祐さん自身の楽曲、MUSICMANに収録されている、「銀河の星屑」でも、「お釈迦様」や「蓮の池」などのフレーズが出てくる。


食道癌から、復活した直後のアルバムだ。

また、「声に出して歌いたい日本文学」では、「蜘蛛の糸」を楽曲に選択し、「極楽の蓮池」といったフレーズを歌詞に組み込んでいる。


大病を克服されたこと、身近なご家族が、若くして亡くなられたことなどから、嫌でも、「死」とは・・・を考えさせられ、どう、向き合うのかについて、深い想いがあるに違いない。

いずれにしても、「ブッダのように私は死んだ」が、どのように、日本の演歌を変えていくのか楽しみだ。
筆者も、半世紀を生きてきた中で、何度か、「死」を考えさせられた瞬間を経験している。

若い時には、まだまだ先の事だと、思っていたことが、身近に感じるようになってきた時、なんだか、侘しさを感じることもある。

そんな、人にとって、「避けることのできないこと」、「死」についても、自分の中で、そろそろ整理しておかなければ、なるまい。

この世に、生まれてきたという幸運に恵まれた以上、必ず、いつか「死」は、やってくる。
四苦八苦という、熟語があるが、みなさんは、四苦八苦の意味をご存知だろうか?

そんな、人の四苦八苦について、能書きを垂れてみたい。

四苦八苦の、「四苦」とは、どんな「苦」か

四苦八苦する。

1度は、耳にしたことがある、単語だろう。

人には、生きている中で、「8つ」の苦しみがあるとされています。

時代なのか、「終活」という言葉も、流行っている。

そもそも、四苦八苦とは、仏教用語とされている。

まず、四苦八苦の、「四苦」。

「生老病死」という単語がある。


この、生老病死こそが、「四苦」にあたる。

  1. この世に生を受けること(産まれる苦しみ)
  2. 老いること(老いを感じることは、苦しみの1つという意味合い)
  3. に病気になること(一般的には、加齢により病気にかかりやすいとされているが、今は、年齢は関係ない)
  4. 死ぬこと(人生の終焉、誰も逃れることが出来ない)

この、4つの「苦」が、一般的に四苦と言われている。

生老病死は、人として、生まれてきた以上、その生まれた瞬間から、全ての人に、与えられる。

この、生老病死という循環を、分かりやすく、「春夏秋冬」に例える人もいる。

この世に、「生」を受けて、20歳までの時間が、草木が緑に芽生え、すくすくと育つ季節、「春」。


そして、それが、しっかりとした幹となり、雨風にも負けないほどに成熟する、20歳~40歳までが、「夏」である。

そして、40歳を超えたあたりから、立派に育った幹も、あちこちに、劣化が見られるようになるのが、40歳~60歳、この時間が、「秋」。

そして、あちこちの不調と付き合いながら、太く育った幹が、次第に細くなり、朽ちていく、60歳~80歳が、「冬」の季節にあたる。

こうして、生涯を四季に例えると、実に分かりやすい。

今、自分が、どの季節を生きているのか、そして、やがて「冬」は、例外なく、誰にでもやってくる。
この、「冬」になるまでに、どのように、自分の人生を送るか。

人生は、有限であることを自覚し、実感し、「受け入れる」ことは、非常に大切なことだと、筆者は、思う。

人には、必ず、「終焉」が来る。


ならば、それまでの間、出来るだけ、有意義な時間を過ごそうと、「計画」が立てられる。

人生、100年時代とも言われているから、体調管理をしっかり行い、規則正しく食生活を送るなどの、工夫で、人生は、長くもなるだろう。

これからを、「いかに、計画を立て、有意義なものにするか、いかに、実り多い人生にするか」、生老病死を受け入れることで、考え方次第で、人生は、どんな色にも「染まる」。

そう、ポジティブに捉えることで、これからの人生は、まだまだ、ワクワクでいっぱいだ。

四苦八苦の「八苦」は、人との関わりで生まれる「苦」

更に、四苦八苦、全部で8つの「苦しみ」があるとされているが、残り、4つは、人との関わりの中で、生まれる「苦しみ」とされている。


人は、独りでは、生きていけないと言われて居るが、全くその通りだと筆者は思う。

人との関わりによって、最近では、本当に、周りの人に、支えられていることを実感する場面がある。

そういう、人が支えてくれる、有り難さの反面、人と関わることによって、苦しむことも、セットで付き纏うということが、「八苦」にあたる。

好きな人や家族、自分の生活の中で、関わりのある人は、人生を豊かで楽しいものにしてくれるが、時に、苦しみを味わう瞬間がある。

⑤番近い存在だが、生活を豊かにするために、人は、愛し合い、家族を形成し、人生を満喫する。

苦しいこともあるが、家族と共に、「喜び」を共有し実感することは、家族でなければ、「味わえない」幸せな瞬間である。

子供がいれば、子供の成長は、実に、家族を和ませてくれる。

そんな、家族との生活も「永遠」ではないということ。

⑥怨憎会苦(おんぞうえく)憎む人と出会う苦しみのこと

人は、1人では、生きていけない。

「億万長者」なら、誰の世話にもならず、お金の心配も無く、もしかしたら1人で、生きていけるのかも知れないが。(しかし、お金だけの人生もまた、味気ないものだろう)

人は、人との関わりが、誰しもあるが、いわゆる、「人間関係」に、悩む人は、非常に多い。

自営業ならば、経営者としての悩み、会社員ならば、会社の中での人間関係、これが、なかなか、厄介なものだ。

働かなくても、収入があれば、何も、仕事での人間関係に悩む必要はなく、家族と楽しい生活だけを楽しむ事が出来れば、この⑥つ目の怨憎会苦は、ないのだろうが、そうはいかないのが、人生というもの。

また、会社での人間関係は、順調だが、会社人間に傾斜するあまり、家族をないがしろにしてしまうと、家族内不和が生まれてしまう。

やがて、夫婦間で、すれ違いが生じ、歯車な合わなくなる。

そういう、話も珍しくない。

求不得苦(ぐふとくく)お金、地位、名誉など求めるものを得られない苦しみ

これは、人によって、さまざま。

お金があるが、家族に恵まれない、会社での地位に悩む(同僚に先を追い越され、いつの間にか、年下が上司になっていた)、会社勤めは、順調だが、家族に十分なお金を残せないなど、一長一短なのも、人生の悲哀だろう。

しかし、この求不得苦は、考え方次第である。

より、高い水準を求めなければ、何とかなるものだし、会社での居場所も、会社での地位に固執することなく、変なプライドさえ捨てれば、どおってことないことだ。

それよりも、プライベートを充実させることに集中すれば、この苦しみは、ある程度、緩和できる。

⑧五羅盛苦(ごうんじようく)カラダとココロの苦しみ

四苦八苦の最後の苦しみ。

カラダとココロの苦しみである。

現代社会は、ストレス社会と言われていて、カラダが健康でも、仕事でストレスが溜まり、ココロの不調を起こす、または、真逆のパターンがある。

カラダだけが、健康でもダメで、また、ココロだけが、健康なパターンは、まずないだろう。

カラダとココロのバランスが取れ、ストレス耐性もある程度、自分でコントロールできれば、健康は保てる。


そう、カラダもココロも「健康」である事が、何より大切なこと。

心身共に「健康」であれば、食べ物は、美味しいし、生活にも張りが出てくる。

ストレスとの付き合い方も、コントロールできるようになれば、生活は安定してくる。

しかし、人生は、思った以上に、「長い」もの。

スランプも、必ずやってくる。

そんな時は、少し、抱えている物を一旦置いて、「休養」することが大切。

どうにもならない時は、どうにもならないものである。

そんな時は、「穴を掘れ」という本もあるくらいだ、「あっけらかん」も大切。

ストレスから逃れることは、もはや、現代社会では、「不可能」だから、ストレスと共存する、または、消化する自分なりの、フィルターを持っていれば、この苦しみからも、逃れられる。


自分が、好きな物が、「美味しく食べられる」ことほど、喜ばしいことはない。

そのためには、カラダとココロを元気に保つ努力を怠らないようにしていきたいものである。

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