1患者として心房細動と向き合う

患者としての不整脈、心房細動との付き合い方

本記事は、1患者として、心房細動と向き合ってきた、30年のドキュメント記事である。

だから、医学的な言動は無い、医学的な事は、専門医に聴いていただくとして、1患者として、同じ、心房細動で、悩む人の一助となればと思い綴っている。

不整脈がある人は、特に、自覚症状がある場合、これほど、嫌な気持ちになることはない。

嫌と言うより、恐怖心に近い。

筆者の場合は、若干、23歳で、初めて、心房細動の症状が出て以来、現在に至るまで、30年間、心房細動と付き合っている。

心房細動は、不整脈の一種で、もう1種類の不整脈である、期外収縮と言う不整脈と、同じように扱われている。

期外収縮の場合は、脈が飛ぶと言うのが、一般的な症状で、心房細動とは少し異なる単発的な脈飛びだが、自覚がない人も多いそうだ。

筆者の場合、心房細動が発症した時は、いずれも自覚症状があり、心臓自体への不安も、去ることながら、精神衛生上、極めて不快だし、恐怖を感じてしまう。

不整脈は、若い人にも起こる症状で、精神的な不安やストレスが、トリガーとなる場合が、多いので、この、ストレス社会の象徴的な、症状かも知れない。

いずれにしても、心臓が、異常な状態になることに違いはなく、筆者のように、不整脈で、嫌な想いをしている人達の、心の安定に繋がる内容を、綴っていきたいと想っている。

実際に、不整脈が、頻繁に起こった人でないと分からない、発作が静まるまでの、「恐怖」を少しでも、柔げられれば、いいのだが。

筆者自身、心房細動で、嫌な想いをするのに、ほとほと疲れていたので、ある時、1冊の本を購入した。

この本に、書いてあったある事を実践すると、平素の脈拍が、安定し、心房細動の症状が出なくなったので、後程、一部を紹介する。

その前に、まず、心房細動は、即、突然死に繋がる不整脈ではないと言うこと。

筆者は、循環器内科と心療内科に、今でも、通院しているが、いずれの病院の医師からも、そう告げられている。

危惧しなければいけないのは、むしろ、脳梗塞のようだ。

これは、医学的な裏付けから、このような結論になるのだが、しかし、恐らく、医師も、不整脈(心房細動・期外収縮)を、自覚したことがない人の方が多いだろうから、筆者のように、同じような、不整脈持ちにとっては、他人事のように、聴こえてしまわないだろうか。

と、いつも、思っている。

何となく、100%、信用できない自分がいる。

しかし、医師が言うことは、まず、間違いはないのだろうから、信じたいが、不整脈が、なかなか、収まらなければ、場所が場所だけに、恐怖心は、なかなか、拭えないものだ。

これは、例え、医師でも、不整脈を抱えている医師とそうでない医師とでは、実感として、分からないはずだ。

筆者は、若い頃から、心房細動が、不定期で、慢性的に、発祥していた。

今、不整脈、特に、心房細動や期外収縮の症状は、決して珍しくない。

年齢問わず、100万人程度が、その、不整脈に悩まされると言う。

しかし、重傷なのかと言うと、どうも、そうでも無いらしい。

とは言え、心房細動の場合は、脈が、バラバラで、正に、心拍が乱れるから、不安と恐怖が、半端ない。

人によっては、医師が大丈夫だと言っているから大丈夫なんだろうと楽観する人もいるだろう、しかし、筆者は、安心なんてできないのである。

筆者の場合は、発作が起こった際、循環器内科から、頓服薬をもらっていて、頓服薬を飲んで、20分くらいで、脈が、ようやく落ち着き始める。

落ち着いてくると、精神的にも安定し始め、ようやく、あー、大丈夫そうだ、と言う気持ちになる。

みなさんは、どうだろう。

筆者は、この、心房細動、発祥した時から、しばらく、原因を突き止め、根本から治したいと思っていたから、何度も精密検査を受けた。

しかし、心房細動は、その、脈が乱れている時でないと、心電図に、出てこないから、「異常なし」となる。

のべ、20回くらいは、精密検査を受けたと思うが、結果は、「異常なし」。

治したくても、前に進めない、もどかしさ。

また、心房細動のおかげで、他の症状も併発した。

だから、心療内科にも通っている。

パニック障害、過呼吸症候群、閉所恐怖症など。

これらが、併発すると、もっと、精神的に辛くなる。

実際、筆者は、いずれも併発し、一時期は、電車に乗れなくなった。

どうしても、電車に乗るときは、財布の中にビニール袋を、忍ばせて、気持ちを落ち着かせていた。

電車に乗ると、いつ、発作が起きないだろうかと心配になり、心配している内に、過呼吸となり、心拍数が、上がり、パニックになる。

今、考えると、周りから見たら、正常な人の行動ではない。

しかし、これらの経験が、何かの役に立つと思うので、同じ症状で、悩んでいる人は、ご一読いただきたい。

心房細動を症状を起こす原因

心房細動の場合、殆どの場合、心臓は、悪くない。

では、何で、心房細動になるのか?

確定的な原因は、無いとされている。

心房細動の原因は、多くの場合、飲酒、疲労、ストレス、睡眠不足、喫煙、加齢や体質などが、重なった際に起こるそうだ。

溜まったストレスが、トリガーとなり、不要な信号を発し、心臓の動きが不規則になる。

言われてみれば、筆者は、どちらかと言うと、神経質で、ストレスを溜めこむような性格かも知れない。

治せる部分は、改善して行こう。

これらの、原因の中で、改善出来ることは、結構ある。

疲労は、疲れているならと感じたら、じっくり体を休めればいい。

ストレスが溜まっていると感じたら、自分がストレス発散できる事、例えば、好きな事をする、リラックス出来る事をするなど。

睡眠不足の場合は、休みの日に、じっくり休むとか、喫煙は、禁煙や節煙、お酒は控えめにするなど、気を付けることで、原因は、削減できそうだ。

ストレスや疲労は、人、それぞれだが、お金や人間関係、仕事関係などが、とうしても、多く、避けて通れないが、発散させる事は出来る。

できるだけ、楽天的に考えよう。

物事を悲観的に考えても、好転する事はない。

そう、考えよう。

こうして、考えてみれば、結構、予防出来そうだ。

心房細動は、未然に原因を溜め込まないなことと、冒頭で、筆者が述べた、1分体操で、ある程度、予防できそうだ。

この1分体操、筆者も、始めは、それくらいなことで、改善すれば、苦労はしないと、たかをかくくっていたが、やって見ると、脈拍数は、あっという間に、減少した。

でも、その前に・・・・

心房細動に効果的なカテーテルアブレーションとは

心房細動は、ほぼ、完治出来る不整脈だ、一般的には、良質な疾患と言われている。

筆者は、7年前、いつもの如く、心房細動を、発祥した。

なかなか、症状も、治まらず、もう、救急車を呼んだ日の事。

病院に、搬送されても、まだ、心房細動の症状は、続いていた。

点滴を打ち、30分〜40分しても、脈拍は、正常に戻らない。

心電図には、バッチリ、心房細動の、記録が残った。

しかし、病院に居るとは言え、症状は、一向に治まらない。

医師も、この状態が、続くと、脳梗塞の危険性もあるから、電気ショック(AED)を使うと、宣告された。

ショックを与えることで、正常値に、戻すのだと言う。

軽い麻酔をかけられ、数分後、目が覚めたら、心拍数は、正常に戻っていた。

その後、これまでの、心房細動の回数や頻度を聴かれ、カテーテルアブレーションを、勧められた。

ようやく、あの、いつ起こるか分からない、何とも言えない恐怖から、解放されるかも知れない、そう、思った。

心房細動のカテーテルアブレーション?

初めて、聴く。

体に、メスを入れる訳ではないが、カテーテルを心臓まで、入れると言うのは恐怖だ、色々、調べたし、医師にも、難易度や危険性など、何度も何度も、聴いた。

色々、悩んだ挙句、カテーテルアブレーションを選択して、手術に挑んだ。

当初、カテーテルアブレーションを、1度、施術すれば、ほぼ、症状は、出ないと聴いていたが、どうも、今、現在の完治率は、1回の施術で、70%程度、2回、施術すると、90%以上の完治率だと言う。

2回、施術すれば、ほぼ、完治する、不整脈だと言えるだろう。

難易度も、数ある外科的手術の中でも、比較的、難易度の低い、部類の施術と聴いた。

筆者と同じように、心房細動が、苦痛極まりなく、症状もさることながら、恐怖心の方が、強い人は、カテーテルアブレーションを、検討してみては、どうだろうか。

ただ、1つ、カテーテルアブレーションには、明確な心房細動の記録がないことには、施術に踏み込めない。

当たり前だが、心房細動でもない患者を手術する訳にはいかないから、そこは、根気よく、心房細動が発症したら、すぐに、心電図が取れるよう、待つしかない。

もどかしいところだ。

カテーテルアブレーションはどんな手術か

詳しくは、専門医の話を、聴くのが1番だが、筆者も、手術を受けた1人だ。

経験に基づいた内容を、正確に、お伝えする。

心房細動の患者が、受けるカテーテルアブレーションは、簡単に言うと、通常、首と足の付け根から、カテーテルを入れ、異常な電波を放つその抜け道を、焼灼して、心臓に余計な電波を与えないようにして、不整脈を無くすための手術のこと。

治療法によっては、3箇所のカテーテルを、使用する場合もあると聴いたが、筆者の場合は、2箇所だった。

もっと、簡単に言うと、肺静脈の境目周辺を「焼く」と言うこと。

これにより、余計な電波が、発しなくなり、不整脈が起こらないと言う理屈だ。

素人の表現では、これくらいが、精一杯だ。

同じような説明を、筆者は、医師から聴いた。

ただ、焼灼と言うことは、焼くことだから、抵抗が無かった訳ではない。

間違って、血管が焼けて、出血したら、どうなるんだろうとか、やっぱり、考えてしまうものだ。

しかし、それは、今の日本の医療技術を持っては、不毛な心配のようで、ミクロ単位まで、狂わない、技術らしい。

手術自体は、3時間〜4時間、全身麻酔だから、「はい、意識が、だんだん、薄れてきますよ」と言われるのと、ほぼ、同じタイミングで、意識を失い、目が覚めたら、手術は終わっている。

手術自体は、もはや、まな板の上の鯉状態だから、それよりも、筆者の場合は、手術のための検査が、苦痛だった。

事前検査では、胃カメラを飲まなくては、いけない。

これは、胃の中を見るのでは無く、心臓まで、どのように、血管が通っているのかを、正確に確認するのが、目的だ。

胃カメラのように、鼻からでは、ダメらしい。

術後は、2日〜3日ほどで、退院出来る。

そこから、1年は、血栓ができないよう、薬を毎日、服用する。

また、術後、1ヵ月は、24時間、ホルター心電図を付け、経過を観測する。

あれから、7年が経過した。

殆ど、心房細動が、発祥しなくなった、心の平安は、何にも代え難い。

しかし、この所、また、時々、再発し始めたので、自力で、改善できないかと思い、本を購入したと言う訳だ。

これが、殊の外、体調がいい。

カテーテルアブレーションをしても、加齢と共に、発祥率が高まると、聴いていた通り、また、筆者の心臓は、時々、狂いはじめてきた。

しかし、自分でも、その原因は、実感していて、ストレスがかかっている時に、発症しやすい。

だから、すぐに、次の、カテーテルアブレーションを考える前に、まずは、自身の生活習慣を改め、自分で改善できる事を改善しようと思った。

それからでも、遅くはないと思ったのだ。

それくらい、日常の生活習慣が影響する、疾患が、心房細動だ。

それで、辿り着いたのが、自力で良くなる不整脈の本だった。

正確には、文響社出版の、不整脈 心房細動・期外収縮が自力で良くなると言う、著書だ。

日本の、循環器専門医10人が、監修して、製作された著書である。

不整脈を自力で改善する1分体操

心房細動を予防するための改善策があると言う。

著書、不整脈 心房細動・期外収縮が自力で良くなるには、毎日、1分の体操することで、心房細動を予防できるとされている。

筆者は、この本を買って以来、毎日、この体操・・・体操と言うほど、大袈裟ではないが、エクササイズを行なっている。

心房細動持ちにとって、最大の不安は、いつ、起こるか分からない、不整脈、いつ、その発作が、落ち着くのか、ややもすれば、薬を飲んでも、10分、20分と経過しても、収まらない時の不安は、計り知れない。

心房細動の動作自体にも、勿論、不安は、あるが、精神的不安の方が、圧倒的に高いし、やはり、恐怖心は、計り知れない。

致死率は低い、と言われていても、もしかしたら、このまま・・・と思うのが、人の心理と言うものだろう。

しかし、この、1分体操を毎日、行うことで、不思議と、その不安が半減する。

心房細動は、ストレスや過労、睡眠不足も大いに、その発動に影響すると言われている。

筆者と同じように、ストレスの方が、溜まり安く、蓄積しやすい人は、是非、この、1分体操をおすすめする。

気は心と言うが、僅か1分のエクササイズを行う事で、少しでも、不安が解消するなら、行うべきだ。

1分体操の、工程は、3つ。

  1. 左右、鎖骨下を鎖骨に沿って、なぞって押すように反復させる
  2. 人差し指と中指を中心にして、手首から肘にかけての血管をマッサージする
  3. 足の付け根の、リンパ節のあるあたりの、太い血管を抑えて刺激する

こちらの、画像を参考にして欲しい。

視覚的にも、これをご覧になれば、どんなことをすればいいのか、一目瞭然分だろう。

たった、これだけの事たが、これを、ルーティンで行う事で、筆者は、毎日、随分と、気持ちが楽になる。

呼吸を整えることで心房細動は、発生しにくくなる

もう1つ、こちらも、この本を購入した翌日から、行っていることがある。

これも、かなり、シンプルな心房細動の予防策だ。

本を読んでいると、「なるほど」と、何か、すごく頭の中に入ってくる内容なのだ。

循環器のエキスパートが、10人集まって、記述されているだけのことはある。

とにかく、分かりやすくて、納得性がある。

心房細動を引き起こす原因は、飲酒やストレス、睡眠不足、過労などが重なり、心臓に、不規則な信号を送られることで、脈が乱れる。

ストレスと過労が溜まり、夜も眠れない状態は、ある種の、緊張状態だと言える。

こういう緊張状態が、長く続くと、心房細動の発症率が高まる。

自分が、緊張していて、ストレスが溜まっていると感じると、リラックスしようとして、アルコールを摂取するようになる。

実は、これが、更に、心房細動を引き起こすトリガーになると、言われている。

複数の、要因が重なり、あるタイミングで、心房細動が発症する。

振り返ってみると、確かに、お金や家族のこと、仕事のことなどを考えていると、誰でもストレスは、溜まるもの。

筆者の場合、こういう時は、体自体も緊張していて、あまり、積極的に体の緊張をほぐすなどの、リラックス行動を取らないことが、多いように思う。

凝り固まってしまうと、心も体も、膠着してしまいがちで、お酒に頼って、何とか、誤魔化そうとする。

飲酒は悪いことばかりじゃなくて、体をリラックスさせる効果もあるから、方法としては、全く、ダメではないが、心房細動のトリガーとなる、主要因の中でも、トップクラスのようだから、ほどほどをキープしたい。

とにかく、どの医師に聞いても、まず、飲酒が、1番に上がる。

筆者は、心房細動で、通算、3回ほど、救急車にお世話になっているが、何度、乗っても気持ちのいいものではない。

その時に、真っ先に聞かれるのは、「飲酒したかどうか」だ。

それくらい、飲酒は、心房細動に、影響を与える。

少し長くなったが、ストレスが溜まっているなと感じたら、是非、呼吸を調えると、自然と肩の力が抜け、気分が落ち着く。

これも、筆者は、この著書で知って以来、毎日、かかさず、行っている。

所謂、腹式呼吸を、横隔膜が動くくらい、大きく息を、吸い込み、10秒くらいかけて、ゆっくりと吐き出す。

これを、5回ほど、繰り返す。

1分体操の後は、必ず、この、呼吸法で、横隔膜を動かすほど、大きく、深呼吸する。

この、2つの、エクササイズを毎日、行う事で、筆者の、気分は、かなり、リラックスし、不安から、解消される。

不安が解消された気分になると言うことは、つまり、ストレスが軽減されたことになる、と、筆者は、思っている。

実際にやってみると、事実、気分が爽快になるから、不思議だ。

特に、心房細動の場合は、体だけでなく、心やメンタルの状態も、大いに影響する不整脈なので、この本に出逢えたことで、随分と気持ちが楽になった。

みなさんの中にも、同じように、どちらかと言うと、ストレスを溜め込みやすい人は、この、2つのエクササイズ、かなり、おすすめの内容だ。

筆者は、2015年に、カテーテルアブレーションを受けた。

その後、5年間は、本当に嘘のように、1度も、心房細動は、起こらなかった。

しかし、その後、2年間で、3回ほど、発作が、また、症状がで始めている。

現在、2度目の、カテーテルアブレーションを予定している。

カテーテルアブレーションを施術すれば、間違いなく、発症率は、下がる。

2度、施術すれば、発症率は、10%以下になると言う。

90%の治癒率と言うことだ。

体も、毎日、歳を取っている。

加齢と共に、心房細動の発症率も高まるから、カテーテルアブレーションと共に、毎日の、体操や、深呼吸を行うことで、気持ちも、随分と楽になる。

同じ、悩みを抱えている人がいたら、どうぞ、参考にして、欲しい。

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