心房細動の治療法 カテーテルアブレーションを選択した理由

心房細動の治療法

前述しましたが、筆者は、23歳の時に初めて心房細動の症状が出始め、約20年間心房細動と付き合ってきました。

心房細動は、 文字通り、心房が痙攣するような不整脈のことなんですが、 特段すぐに命に関わる不整脈ではないというのが一般的で、お医者さんからもそのように言われました。

ただ、放っておくと歳をとるにつれて心房細動の頻度は高くなると言われています。

心房細動がすぐに命に関わる不整脈でないと分かっていても、いざ心房細動の症状が出ると、もしかしたらこのまま 不整脈が治らなければ自分の命に影響するのではないかと思ってしまうのが、 普通の心理状態だと思います。

心房細動の症状に悩まれてる方なら分かると思いますが 、心房細動が発動するとパニック 状態になり、パニックになることで益々脈が乱れるという悪循環に陥るので、とても厄介なものですよね。

また心房細動が重なるにつれて、他の副作用も発症する可能性が多いです。

例えば、 閉所恐怖症や過呼吸、うつ病など心房細動が原因で、連鎖的に発症する症状があります。

そうなってしまうと悪循環の連鎖が始まり、何にも耐え難いストレスが重なってしまうものです。

ただでさえ、いつ発症するか分からない特定できない不安に加えて、その他のストレスや症状も出てしまうと、もうどうしていいか分からなくなってしまうものです。

そういういろんな症状を抱えた挙句私はある決断をしました。

心房細動の治療をする決断をするに至った経緯

心房細動の完治はもちろんですが、心房細動を起こしたことで、他の副作用もにも悩んでいた私は、とてもではないけどこのまま の状態を続けることは、かなり自分の体やメンタルに、負担をかけることだと感じるようになりました。

心房細動を直そうと何度も総合病院で精密検査を受けましたが、何度受けても結果は同じ、心臓自体の臓器に異常はないという結果しか出ないのです。

また検査をしている時に、心房細動を発症することはほとんどなく、心房細動になったらどうしようと思う時に限って心房細動は発症するものなのです。

このどうしようもない負の連鎖からとにかく抜け出したいという思いが、心房細動を完治させることを決断させました。

心房細動の治療には大きく2つの選択肢がある

心房細動の治療には、大きく2つの治療法がある。

投薬による心房細動の治療

心房細動の起こる原因は、ストレスや睡眠不足、喫煙、不摂生などとにかく体に良くないことが重なると発症すると言われています。

ですので、1つの心房細動の治療としては、それらのストレスや不規則な生活を、改善させるような薬を飲み続けることで心房細動を発症の確率を下げるというものです。

薬による治療については痛みを伴いませんですので大きな決断をする必要はありませんが、 薬を飲んでるからといって心房細動にならないということは言えないというデメリットがあります。

カテーテルアブレーションによる完治

もうひとつ、心房細動の治療法として、カテーテルアブレーションという手術が、多くの患者の皆さんに有効である ということがいわれています。

カテーテルアブレーションとは

心房細動の治療のために行うカテーテルアブレーションとはどういう手術なのでしょうか?

簡単に言うと、カテーテルを2本もしくは3本、体中に通して、心房までたどり着き、不整脈を与えている箇所を特定しそこを焼くということで、 90%程度の治癒率が見込めるというものです。

カテーテルは、通常足の付け根からと首からの2本が基本的なカテーテルを挿入する部所だと言われていますが、医師によってはもう1本カテーテルを通すこともあります。

筆者の場合は、首からと足の爪付け根からの2本でした。

では、このカテーテルアブレーションという手術方法はどれぐらいの危険が有るのか無いのかなのですが、手術の中ではさほど危険度の高いものではないと言われました。

様々な外科的手術がある中で 、どちらかと言うと難易度は低いという程度のものですが、患者からするとカテーテルを足の付け根から心房まで到達するのに血管を傷つけるのはないのかとか、とは言え、心臓に対してわざと不整脈を与えて、その不正な電波を与えている場所を特定するということを説明されましたので、わざと不整脈を起こしてその不整脈が治らなかったらどうするつもりなんだろう、とか色々と考えさせられる部分もありました。

ただそこは、医者に言わせると、そういうものまで緻密に計算され、幾千もの症例を経て、カテーテルアブレーションという施術が安全であるということが立証されているようです。

後は、カテーテルアブレーションの手術をどれぐらいの回数経験しているかというのもその手術を受けるかどうかの判断材料になると思います。

筆者が、カテーテルアブレーションを受けた病院は、特にカテーテルアブレーションの手術に対する症例が数が多かったというのが、カテーテルアブレーションも受ける最終的な決め手となりました。

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