桑田佳祐さん作詞の中に出てくる花を育ててみる
桑田佳祐さんの作詞作曲する楽曲は、もうすぐ1,000曲に到達する勢いです。
もう、これは誰にも止めることができないレベルにまで到達しています。
これは、ひとえに桑田佳祐さんの、絶え間ない音楽に対する情熱と、挑戦と努力とが、描け合わさって 醸成されたものに他なりません。
筆者は、中学1年の頃から、サザンオールスターズと桑田佳祐さんを40年間ずっと追いかけ続けています。
にもかかわらず、桑田佳祐さんの楽曲の中で、知らない曲はまずないんですが、 作詞された詩の中に出てくる花の名を知らない事実を突きつけられた時、もう、いても立ってもいられなくなりました。
桑田佳祐ファン代表取締役中毒患者の筆者としては、許されるはずがなく、いそいそと花屋さんに出向き、これまで桑田佳祐さんの楽曲で、知らなかった花を育ててみることにしました。
桑田佳祐さんて本当はシャイで繊細な人なんだと思います
桑田佳祐さんの音楽活動についてですが、桑田佳祐さんは、レコーディングに入ると 普段のテレビの画面に出てくる、桑田佳祐さんとは一変して、かなりナーバスになられるという話をよく聞きます。
それは、音楽に対する情熱がからくるものなんでしょうが、 1曲1曲に、それこそ、魂を込めて、命を削って。
「僕は、ちょっと大袈裟に言うと、命を削って、音楽を作っているんですね」というようなコメントをされていたことがあります。
食道癌から見事、復活された直後の、NHKの番組でのコメントです。
そこから汲み取れることはやはり、曲に込める思いや、情熱は人並みならぬものであることが伺えます。
レコーディングに入られてからの、桑田さんには、なかなか声もかけづらいという周りのスタッフのみなさんのコメントも聞いたことがあります。
音楽に対する情熱が、ファンにはしっかりと伝わっています。
ただ、それは、レコーディング中のことであって、普段はやはり周りを和ませてくれる、桑田佳祐さん。
その人柄が、40年以上経っても、飽きられることなく愛されているんでしょう。
そんな桑田佳祐さんですが、桑田佳祐さんの音楽の作り方は、一般的と言われる、詞から始めるのではなく、「私は、メロディからです」ということも、ご自身で語られています。
日本の代表的なミューティスとの1人に、大滝詠一さんというミュージシャンがいます。
大滝詠一さんが、当初、ラジオのパーソナリティを務められた時のことです。
「桑田佳祐さんって、どうもメロディから曲を作るらしいです、これは、驚きです」
というやり取りを、吉田拓郎さんとされていた、というエピソードがあります。
これは、どういうことかと言いますと、音楽というものは、一般的には、作詞から始めるというのが、おおよそのセオリーなんです。
しかし、桑田佳祐さんの場合は、その真逆で、まずはメロディから 作り始めるという稀なタイプであり、このメロディーから曲を作ることの難しさというのは素人である筆者にも、当たり前のように分かります。
例えば、まず、詩から始めてしまえば、その詩の内容が、嬉しいものなのか、悲しいものなのか、が読み取れます。
そこから、メロディーを作るのは、ある意味、ミュージシャンにとっては容易なことで、メジャーコードを使えば陽気な、楽曲になるし、マイナーコードを使えば 悲しい曲になるということなんですね。
シャープを効かせれば、陽気な曲になるし、フラットを効かせれば、悲しいサウンドになる。
これが、音楽の基本ということになります。
その基本を、逆から始めてしまう所あたりが、今もなお、老若男女問わず、多くのファンから愛される桑田佳祐さんである所以ではないでしょうか。
桑田佳祐 作詞 作曲 ほととぎす
桑田佳祐さんの、最も新しいソロアルバム、「がらくた」の中に収録されている、ほととぎすという曲があります。
筆者は、ほととぎすといえば鳥だろう、と安直に思って曲を聴いていたんですが、 これまで、桑田佳祐さんの楽曲で、知らない曲はないと豪語していた筆者なんですが、それを知った瞬間、奈落の底に落とされてしまったのです。
1,000曲近くある楽曲の中でも、唯一無二の曲です。
サザンオールスターズや桑田佳祐さんファンの方であれば、この、がらくたと言うアルバムは、もちろん聞いたことがある方も多いと思いますが、ファンのみなさんの中で、ほととぎすと聞いて、それがどんな、花なのか、 イメージ出来た方が、一体、どれくらいいらっしゃるいらっしゃるでしょうか?
ちなみに、 ほととぎすという楽曲の中には、ほととぎすというフレーズは全く出てきません。
でも、タイトルがほととぎすとなっていて 、これがまた、とても涙がこぼれそうな曲なんですね。
筆者は、早速、ほととぎすを買うために、花屋に買いに行ったんですが、これがまたどこにも売ってないんです。
仕方なく通販で、ほととぎすで、検索すると、いくつかの花屋さんで 通信販売をしていました。
買うしかねえだろ、と、筆者は、ようやく、ほととぎす苗を購入しました。
しかし、大事に育ててきたつもりだった、ほととぎすなんですが、夏場を迎えるにあたって、事もあろうに、残念ながら枯れてしまったんです。
いかん、このまま、ほととぎすの花が咲くところを、結局、見ないまま、終わるわけにはいかん。
再び、通信販売でほととぎすを購入しました。
すると、今度は何とか今のところ、順調に育ってくれていて、この調子なら、みなさんにも、花が咲いた暁には、この記事を更新しますので、是非、ご覧いただきたいと思います。
大丈夫だと思います、今度は。
そして、この、ほととぎすの花をイメージしながら、桑田佳祐さんのがらくたに収録されている、ほととぎすを聞いてみてください。
涙が、止まらないはずです。
桑田佳祐 作詞 作曲 黄昏のサマーホリデイ
桑田佳祐さんのソロシングルのカップリング曲になりますが、黄昏のサマーホリデイという楽曲があります。
これも非常に情緒的な唄で、桑田佳祐さんのたぶん一番得意な分野の楽曲だと思います。
なんだか、気だるくて、心が蔑んで、どうしようもない、行き場のない想いを、唄った唄なんですが、そこに出てくる花が、オシロイバナという花です。
知らないですよね、オシロイバナ。
筆者は、またしても痛恨の極み。
この、オシロイバナのことも全く知りませんでした。
多分、サザンオールスターズ 、桑田佳祐さんのファンであるみなさんの中にも知っている方は、ほんの一部ではないでしょうか?
いや、そうで、あってくれ。
オシロイバナなんて、そもそも、この花の名前さえ聞いたことがありませんでした。
再び、花屋さんに出向いた筆者ですが、またしてもオシロイバナはほとんどの花屋さんで売っていませんでした。
こういうところなんでしょうね。
1,000曲の作詞ができる理由。
桑田佳祐さんの凄さって、やっぱり、こういうことなんだと思うんです。
誰も知らないようなことを愚直に、淡々とご自身の中のキャパシティを増やしていかれてなければ、こんな花の名を初めから知っていたとは思えないんです。
だからそういうところが、筆者たちのようなファンにとって心を揺さぶられるのではないでしょうか。
このオシロイバナですが、筆者は、種をしたんですが、種を植える時期を間違ったらしく、1回目の種植えは、全く芽が出ずでした。
しかし、そんなこともあろうかと半分ぐらい残しておいた、オシロイバナの種を、今度は、6月に植えることで、ようやく芽が出始めました。
この、オシロイバナも、花が咲いた暁にはまた、この記事を更新して、みなさんにお披露目したいと思います。
是非その時は、今はの画像は、芽が出たばかりの画像ですが、次こそは、花が咲いた時の画像をお届けします。
桑田佳祐 作詞 作曲 愛はスローにちょっとずつ
さて、桑田佳祐さんの作詞される曲の花なの最後を飾るのは、サザンオールスターズの最新シングルカットの曲であります、愛はスローにちょっとずつであります。
この曲一見、単調なバラードのように聞こえるんですけど、相当音階幅が広く、とても、一般ピーポーには、歌いこなせる曲ではありません。
しかし、桑田さんは、難しいフレーズとメロディーをいとも簡単に、まるで、言葉を発するがごとく、歌ってみせるのです。
この、愛はスローにちょっとずつで出てくる花の名は、実は筆者は、知らないは花ではないです。
でも、この花がどんな花なのかということ言う、イメージが湧きませんでした。
薔薇とか百合とかさくらとか、そういう誰でも知っているような花はさすがに筆者も分かるんですが、「すみれ」と言われて、すみれってどんな花だっけ?
と、不覚にも思ってしまったのです。
すみれの花は、嬉しいことに、もう、開花してくれています。
なので、すみれの花だけは、花の画像を貼り付けておきますが、この、愛はスローにちょっとずつを聴きながら、すみれの花を見ていると、本当に、その花はすみれでなくてはならなかったんだ、ということがひしひしと伝わってくるんです。
やはり、桑田佳祐さんは、繊細でナイーブな部分も持ち合わせた方に違いない。
そう、確信した瞬間でした。
すみれの花って、茎がとっても細くて、花びらがとって薄いんです。
少し風が吹いただけで、花びらが、そよそよと、揺れるんですよね。
その後のほととぎすとオシロイバナ
何か、もう少しで、咲きそうです。
でも、どこに咲くんでしょう。
特に、ほととぎすは、葉っぱがどんどん増えちゃって。