ユニクロのステテコは本当に涼しい
筆者は、短パン(7分丈)を探していたんですが、7分丈の短パンって、なかなか売ってなぃんです。
ダメもとで、ユニクロに行って見たら、下着売り場に、「ステテコ」の文字が。
ステテコって、昭和のおっさんが履く、ズボン下というイメージだったんですが。
まあ、筆者も、おっさんなんですけどね。
ユニクロのステテコ、「なんじゃ、こりゃあ」
と、一瞬、スルーしたんですが、でも、ユニクロのステテコは、7分丈。
「ちょっと待てよ」
ユニクロで売っていたのは、「下着売り場」
「やっは。下着か」
と思い、やっぱり、あの、ステテコか。
と、何度か反芻しながらも、気になって、試着してみると、「何か、履いてないみたい、いい。ちょー、気持ちいい」。
990円も、もし、失敗しても、諦めつく。
そそくさと、ユニクロを去り、家路に。
ユニクロのステテコの履き心地
早速、ユニクロで買った、ステテコ、履いてみました。
「何か、最高、いい、履いてないみたいに軽い。」
以前、上司に、「ステテコが、いいんですよお、これはね、夏は涼しく、冬は暖かい、一度、履いたらやめられないんです」と、教えくださったことがありました。
その方は、「和」か「洋」かでいうと、「和」テイストなんですが、すごく渋くて、レイ・チャールズみたいなメガネをかけていらっしゃる、ダンディな方なんですが。
家に帰ってユニクロのステテコを履いた途端、その方の、あの時の言葉が、蘇りました。
服って、一発目で、決まるじゃないですか?
その時、いいと思って買っても、いざ、着てみると「あー、やっぱり違った」って、経験ありませんか?
筆者は、時々、あります。
でも、このユニクロのステテコ、履き心地といい、風通しといい、まるで、履いていないかのような、軽さといい、何でもっと早く、気づかなかったんだって感じでした。
そして、以前、上司が言った通り、「今まで、履いたものの中で、1番涼しい」んです。
その言葉を、体現した瞬間でした。
ユニクロと言えば、エアリズムやヒートテックなどの、新しいアパレルの素材作りに挑戦していますが、この、ステテコは、本来のステテコの素材を活かしつつ、新しいステテコの概念を根付かせるテイストとも、感じました。
そもそもステテコとは
そもそもステテコとは、バンツの上、ズボンの下に履く、ズボン下とも言われる履き物です。
筆者の父も、ステテコを履いていました。
そもそも、下着の部類なので、ステテコと聞くと、風呂上がりの父親の姿をイメージしてしまい、筆者の中では、「下着」それも、昔のステテコは、正に下着生地、綿なんですけど、白くて、縦にシワが入ったような雰囲気のする、どこから見ても下着なんです。
これです。
これは、筆者の父親だけだと思いますが、昔の写真で、ステテコ姿で、海辺で女性と、ダンスをしている写真があったんです。
この、2つのイメージが、筆者には、強烈に残っていたんですね。
そう言えば、父親は、腹巻きもしていました。
「あらッ、ウチって、普通の家だよね」
でも、確かに、涼しさの工夫が、ステテコにはあって、綿の平織りなんですが、クレープ生地といって、表面にアコーディオンみたいな凹凸感を作って、吸収率を上げ且つ、清涼感をだしているという工夫が施されています。
だから、縦に線が入ったような、生地の仕上がりになっているんですね。
涼しい理屈は、織り方と生地にあったということです。
翌日、2枚追加購入したユニクロのステテコ
翌日、筆者は、ユニクロの開店と同時に店舗に飛び込みました。
「こりゃあ、あと2着は、買わんといけん。」
そして、そそくさと、下着売り場に。
よく見ると、ユニクロのステテコは、いわゆる和柄、アロハシャツのような洋柄、シンプルな、ワントーンのオシャレなもの、いろんなパターンのステテコのラインナップがありました。
1着目は、筆者は、洋柄のプリントものを購入したので、2着目は、見た目も涼しい、白とブルー織りの混ざったステテコ、そして、もう1着は、シンプルなネイビー単色のステテコを購入。
その日以来、毎日、ユニクロのステテコを履き回しています。
ユニクロのステテコで外出しても違和感なし
ユニクロのステテコですが、本来、ステテコとは、ズボン下の履き物ですが、ユニクロのステテコで外出しても、何ら違和感がありません。
そもそも、ユニクロのステテコの場合、下着としてではなく、履き物として、リメイクされています。
そして、実に、動きやすいし、清涼感があります。
ちょっと、コンビニに行く程度なら、何ら問題ありません。
因みに、筆者が、翌日、ユニクロに行った時は、初日に購入した、ステテコで行きました。
全く、違和感なし。
これが、ステテコ?
と、思った人は、殆どいないでしょう。
若い人の中には、ステテコという単語自体を知らない人も多いと思います。
それはそれで、ユニクロのステテコが、ステテコという認識になるので、良しでしょう。
また、筆者のような、ステテコとは、何たるかを知っている者でも、別物と思えるのが、ユニクロのステテコです。
そこは工夫して、ユニクロも、部屋着だけでなく、外でも着れるように、上手く仕上げていますね。
ユニクロには、女性用のステテコもある
びっくりしたのは、このユニクロのステテコ、女性の下着売り場でも売ってます。
確かに、女性が履いても、全く違和感はありませんし、むしろ、涼しげで、趣がある。
ただ、女性の場合は、ユニクロ的には、リラコと言います。
ユニクロのCMで、男女がステテコとリラコを履いているシーンがありますが、とても、爽やかさを感じます。
この、ユニクロのステテコやリラコ、本当に薄い綿で、出来ていますが、不思議と下着が透けて見えないんです。
これも、やはり、ダテじゃない、ファーストリテイリング、いいモノづくりをしています。
そして、ファーストリテイリングと言えば、ユニクロの会長は、山口県出身。
筆者は、隣の広島なので、何だか、嬉しくなりました。
なかなか、いいもの創りをしています。
リラコは、さずがに試着できませんでしたが、生地は同じものなので、女性にも、ステテコの「涼」を味わっていただきたいですね。
女性には、特に、夏場は、この、ユニクロのリラコのような、薄手のスカートやパンツが、よく考えてみれば、ありますね。
でも、ユニクロのリラコも、なかなか、情緒があって良かったです。
ユニクロのステテコは、ステテコの概念を変えた
ユニクロが、ステテコを発売したのは、2012年おことだけど、やっぱり、本当に、どんなパンツより、楽な履き心地と涼しさは、何にも代えがたい。
もともと、ステテコは、おじさんが、ズボン下として、熱い夏に履けば、この上なく涼しく、冬にズボン下として履くと暖かいという、魔法のような、日本人が、考えて、開発した、履物だ。
2012にユニクロから発売された、ステテコは、その、実用面で、心地良さを実感し、また、毎年、継続して、10年間以上、発売を継続していることも、不動のファンを獲得した。
筆者も、ユニクロのステテコは、毎年、何着か、必ず、購入する。
今年も、購入するが、本当に、ユニクロのステテコは、1週間で、完売してしまうほど、人気があるから、下見に行って、来週、買おうと思っていたら、殆どなくなっていたということも、珍しくない。
そこには、十分、気を付けて、今年の、ユニクロのステテコをゲットしよう。
季節ものなんで、無くなったら、再入荷はないからね。