ahamoでスマホ業界どうなる?
docomoが、新料金プランahamoを発表しました。
でも、サービススタートは、まだまだ先なのに、何故今?
しかも、docomoが、先陣切るなんて。
20GBまで、2,980円で、5分間までの無料通話付き。
内容的には、その容量を使う方には、なかなかいいですね。
これまで、docomo、au、SoftBank各社とも、通信料金が少なめの方のためのプランと、通信料金が多い方のためのプランしかなかった訳ですが、所謂、MNOと言われるこの、3社の中で、先陣を切って、docomoが、新プランahamoという、ちょうど中間のプランを出すとは。
しかし、ahamoって、どういう意味なんでしょうか?
【引用】
「ahamo」の由来について、「未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」、「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」、「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」という3つの意味を込めており、「新たな料金プランahamoを通して、お客さまに『驚き』『喜び』そして『楽しさ』を感じていただくことを目指す」
らしいです。
ちなみに、auは、元素記号の「金」、そして、「会う」から来ています。
どっちでもいいんですが、ahamoの意味って。
って、聞かれたら、これだけ長いと、説明するのも、めんどくさいです。
しかし、Twitterでは、若者を中心に、早くもahamoに関するツイートが、話題のようです。
感度も、「概ねポジティブ」。
申し込みは、ネットでの申し込みのみとなっていて、いかにも、若者向けと言えば、そういうスキームになっています。
5Gにも対応と、docomoは、発表しています。
さて、このahamo、どこまで、アドバンテージを保てるでしょうか。
既に、au、SoftBankは、サブブランドで、このahamoに匹敵する料金プランを発表済み。
しかし、5Gには、対応しないため、恐らく、メインブランドでも、この、ahamoに対抗するプランを投入、ということになるのでしょう。
docomoが、ahamoもリリースした以上、この20GB領域のプラン、中間のプランということで、各社とも、設定せざるを得ないのかも知れません。
私たち、消費者に取って、選択肢が広がることは、「良いこと」ですね。
なぜ、docomoが先陣を切って新プランahamoを出したのか
それにしても、このところ、新たなサービスを出すのは、auやSoftBankが、先発だったんですが、今回のメインブランドでの、新プランahamoは、docomoから。
docomoは、先般、NTTの完全子会社になることを表明。
そもそも、NTTは、電電公社、公社の名の通り、「おおやけの」、つまり、国との繋がりが強い会社です。
JRも、過去には、「国鉄」と言っていて、日本国有鉄道、国のものでした。
郵便局も、同じく、日本郵便でした。
みなさん、ご存知ですよね。
しかし、時代の流れと共に、国と民間企業との間の競争原理を公平にすべき、という民意が強く、docomoも、JRも、国有から、離れた訳です。
それが、ここにきて、docomoの先祖返りで、再び、docomoは、お国のお膝元と、相成りました。
ある意味、時代に逆行しています。
では、なぜ、時代に逆行することになったのか?
それは、新しい、ニッポンのヒールにあります。
かねてから、ニッポンの携帯料金は、諸外国と比べ、「高い」と仰っている方がおられました。
その方が、ニッポンのヒールとなった今、何がなんでも、ニッポンの携帯料金を下げさせるための、どうせ、あなたの差し金でしょ、とばかりのdocomoの先祖返りを敢行させ、国の言いなりになる携帯事業者を作った。
とも、取れます。
公平に公正に、競争原理が働かなければならない、民主主義社会の中で、時代に逆行するのも、どこ吹く風とも言わんばかりに、ことを運んだ・・・これが、今の、ニッポンのヒールです。
docomoの新社長、井伊さんは、井伊直弼がご先祖にあたる血筋とか。
お役所らしいです。
どんどん、時代に逆行しています。
前社長、吉澤さんは、見るからにフラットなイメージでしたが、井伊さんは、その筋らしさがプンプン匂う風貌でいらっしゃいます。
ということで、時代に逆行しようが、自分の思い通りにさなければ気がすまない、今のニッポンのヒールは、携帯事業者の利益を削り、「国民のために」と、「いい顔」するのも結構ですが、その前に、「もっと足元の汚物を片付けろ」と言いたいのは、筆者の穿った見解でしょうか。
今回、docomoが、先陣切って、新プランahamoを出したのは、そういう背景だと睨んでいます。
そういう、オーソリティを「国」が、振りかざしてもいいんでしょうか?
「権威」が、背後にあって、果たして、民主主義と言えるのでしょうか。
docomo新プランahamoに垣間見れる悪しき風習
docomoの新プランahamo、結果として、私たち消費者に取っては、選択肢が増えるので、良いことです。
恐らく、他社も、同等のサービスを展開してくるでしょう。
しかし、ひねくれ物の筆者は、どうも、国の、新しいニッポンのヒールのやり方が、「げせません」。
裏で、権威を振りかざし、表向きには、「国民の生活を楽にした」とでも、言わんばかりの心持ちなのでしょう。
この度の、まさかのdocomo先祖返りからの、新プランahamoは、正に、その典型です。
この新プランahamoが、発表された時、筆者は、「麒麟がくる」を思い出しました。
長谷川博己さん演じる、明智光秀は、幕府の悪しき、風習を壊滅させるため、織田信長率いる織田陣営によって、比叡山延暦寺を焼き討ちしました。
みなさんは、麒麟がくるで、誰の役が、好きですか?
筆者は、長谷川博己さん(明智光秀)を応援しています。
明智光秀の思いが、「どうぞ、報いられるように」と、毎週、欠かさず見ています。
比叡山延暦寺の覚恕が、憎くて仕方ないんです。
あとは、幕府の、摂津も相当の曲者ですよね。
(鶴太郎さんは、大好きですが、えぐさがスゴい)
正に、今の麒麟がくるの、シナリオが、ニッポンのヒールになってからの日本と、オーバーラップして、仕方ないんですよね。
時代を遡る制度に、果たして、未来はあるのでしょうか?
世の中は、過去の結果が現在であって、過去より、現在の方が、「良くなっていなければ意味ない」はずです。
みなさんは、どう、お考えになりますか?
安倍政権時代と今の、コロナに対する姿勢、大きく異なりますよね。
「ちゃんと、自分は、自分で自己責任で守ってね」と言わんばかり、人の命より、「経済の循環を優先させる」、そういうふうにしか、私たち市民には、伝わってこないって感じるんですよね。
それが、まことしやかに、大阪では、上の動きを待ってたんじゃ、間に合わん。
と、赤信号を灯らせました。
しかし、全国のコロナ感染者は、増える一方。
医療崩壊直前でも、まだ、動かない、これが、今のニッポンのヒールです。
「GO TOのおかげで、地方の経済は、潤ってる」てなことを、仰っています。
どうなる、ニッポン。