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ニューノーマルな時代をどう生きよう

ニューノーマルな時代をどう生きよう

さて、若い世代の方々は、今、この、ニューノーマルな時代(コロナ禍)に、どう生きていきたいと思っていますか?

勇気凛々、前進あるのみ?

なのか。

いや、就職活動も、ままならない時に、どうしていいか分からないし、不安だ。

なのか。

恐らく、後者が、多いかも知れません。


確かに、今の、状況は、どこもかしこも、順風満帆では、ないですよね。

しかし、だからと言って、「お先、真っ暗」でもありません。

どんな、「苦悩」も、これまで乗り越えてきたから、「今」があります。

だから、まずは、じっくりと「俯瞰」して、「歩」を進めていきましょう。

これまで、乗り越えられなかった「壁」は、ありません。

まずは、「深呼吸」。

私の時代の会社人生ですが

筆者は、地方の大学を卒業して、ある企業に就職しました。

入社して、1週間で、「会社を辞めたい」と思いました。

1か月後、ストレスで倒れ、救急車で病院に運ばれ、10日ほど、会社を休みました。

初っぱなから、「ずっこけ」会社人生の始まりでした。

ただ、筆者が、就職した時代は、1991年、バブル絶頂期でしたから、就職できないと言う時代ではありませんでしたし、非常に、「恵まれた時代」であったことは、間違いありません。

でも、筆者は、「辞めたかった」。

何か、やっぱり、サラリーマンが、嫌だったんでしょう。

他に、何も出来ないくせに。

かなり、贅沢なヤツでした。

現在、今の会社で、勤続29年になりますが、たまたま入社できた会社は、幸いにも、所謂、TSRでも、「評点」の高い会社だったので、仕事はできませんでしたが、かなり、「強運」な四半世紀でした。


筆者は、営業マンだったんですが、当初の民間企業は、大小問わず、営業マンは、「精神論」が、第一義。


「上司の言うことに、忠誠し、ひたすら、数字を追いかける。」

「忍耐」、「忍耐」、「忍耐」。

形振り構わず、数字を追いかけていました。

しかし、それは、悪いことではなかったんです。

それで、数字が取れていた時代です。

がむしゃらなら、何とかなった時代でした。

しかし、一方で、実は、こっちの方が、この先の記事の「肝」になるんですが、一度、会社に入れば、実は、ある程度は、レールに乗れたんです。

所謂、「年功序列」と言うヤツです。

多少の、上下はあっても、会社で働いている限り、「給料がもらえない」ことはなかったんです。

日本の企業の大多数が、この、「年功序列型企業」だったんです。

「年功序列」に説明は、要らないと思いますが、年齢を重ねるにつれ、少しずつ、給料が上がるシステムのことです。

クレイジーキャッツと言う、日本を元気にしてくれるバンドがあって、「サラリーマンどんと節」って言う、唄が、大流行しました。


「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ!」っていう歌詞。

植木等さんのキャラがハマったというのもありますが、正に、日本の企業を、ある意味、皮肉った内容が、ウケたのかも知れません。

しかし、このコロナ禍の今、日本の民間企業も、大きく、変化しようとしています。

いや、変化しなくては、立ち居かない状況になってきました。

ここからが、本題に入っていきますので、瞬きしないで、読んでくださいね。

滅私奉公型サラリーマンでは通用しない世の中

さて、ニューノーマルな今、それでも、生活のためには、収入が必要です。

では、どう、生きるのが、ベターなのか。

「滅私奉公型」って、分かりますか?


会社のために、身を削り、命を削る。

「私は、会社のために、身を尽くします」とでも、言いますか、ちょっと「精神的」な意味合いです。

確かに、間違ってはいないんですが、「尽くせば」それでいいか、と言うと、そうでもない時代になってきました。

「身を尽くす」と言うことは、少し言い方を変えると、「我慢して、辛い思いをして」とかの方が伝わりやすいですかね。

筆者は、四半世紀の大半を、この「滅私奉公的精神」で、何とか、続けてきように思います。

今の時代には、そぐわない働き方です。

でも、これからを生きる、若い世代の方々は、この、滅私奉公型では、なかなか立ち居かない時代になりそうです。

人口の減少、ニューノーマルな時代、バブらない経済、からしても、会社に、命を捧げても、この難局は、乗り越えられそうにありません。

というのが、筆者の肌が感じる、「肌感覚」です。

企業は、持続的成長がないと、投資家は、投資をしてくれません。

投資をしてくれる人が増えなければ、持続的成長は、ないんですね。

毎年、会社が成長しなければ、成り立っていなかないのが、「会社」というもの。

毎年、成果を上げていく、システムでないと、持続的成長が達成できない。

ましてや、成長なくして、年齢を重ねた人に、それなりの給料を支払う余力は、もはや、大手であっても、「限界」が近づいています。

それに、いち早く気付いた主力大手企業は既に、働き方を大きく、変えようとしています。

「正しい見解」と言えるでしょう。

会社勤めを考えている方は、こういう会社への就職を考えた方がいいでしょう。

または、割りきって、「公務員」です。

公務員は、例え、経済が、どう転んでも、税金制度がなくならない限り、給料が支払われなくなる心配は、ありません。

プロ野球選手はいるが、プロ会社員はいるのか

プロ野球選手、プロサッカー選手、プロゴルファーなど、プロフェッショナルと言われる職業は、広く世の中に浸透しています。

しかし、プロ会社員とは、言わないですよね。

例えば、プロ野球選手は、一流のプロ野球選手と言われる人は、結果を残す。

その対価として、高額な報酬を得る。


ドリームですね。

ちょっと、例えが極端ですが、プロフェッショナルな人材であること、会社員で年間、「億単位」の報酬を得ることは、なかなか、現実的な話しではありません。

ですが、これから求められる、会社員とは、会社員としての、プロです。

ジョブ型の人事制度と言われていますが、これからの、会社員は、プロフェッショナルと言われる人材が、好成績を納める。

その結果、会社の利益は、増収増益。

プロ野球選手とプロ会社員、ちょっと、対価にレベルの差がありますが、会社員にも、プロフェッショナルが、求められる、そういう時代になります。

日本では、プロフェッショナルな人材として、「特殊な職業だけ」が、プロフェッショナルとして、位置付けられてきました。

しかし、これからの時代は、会社員もプロフェッショナルであることを、求める企業が増えてきます。

筆者は、高校時代まで、野球部に所属し、プロ野球選手を目指していました。

当然、そのレベルには、到達できなかったのですが。

毎日、朝4時に起きて、始発の電車で、学校に。

グランドを10周した後は、直径2m近い大型トラックのタイヤ押し、50mを10回。

毎日です。

雨に日も、真冬も、盆と正月以外は。

その後、ようやくバットを握ることができます。

「苦しさ」に耐えるしかないんです、そんなに有名な高校でなくとも、「高校野球」は、なかなか、ヘビーです。

そのうちに、自分は、どんなプレイヤーになりたいかというイメージが湧いてきます。

そして、そのイメージに近づこうとします。

そのうち、イメージ通りのバッティングができるようになり、その瞬間は、毎日の苦しい練習のことは、「頭」の中にはありません。

イメージ通りのバッティングができている瞬間は、「快感」なんです。

イメージ通りのことが、できている瞬間は、緊張することもなく、辛い練習のことも、頭には、ないんですね。

緊張せず、リラックスした状態で、事に集中できている時は、自分のポテンシャルを最大に発揮できる時なんです。

反面、緊張している、好きでもないことをやっている、これでは、何の成果も期待できません。

緊張していると、自分の持っている、「力」は発揮できません。

人前で喋る時も同じです。

緊張していると、聞き手にも、それが伝わり、うまく喋れなかったり、相手にも緊張が伝わり、伝えたいことが、相手に、「伝わりません。」

いくつか例を出しましたが、いかにリラックスした状態であるか、これは、会社員に取っても、大変、重要なことです。

リラックスした状態で、仕事ができていると、その人は、プロフェッショナルとしての、能力を発揮し、成果に繋がるということが、立証されているんです。

みなさんも、経験があるはずです。

リラックスして、事に、臨んでいる時は、時間を忘れ、気持ちが高揚して、いい結果が出ます。

ちょっと思い出してください。

会社員、楽しみと言えば、土曜日、日曜日の自分の自由な時間。

「楽しいですよね」休みと言うだけで、ワクワクする。

しかし、どうでしょう。

仕事も学校も、日曜日も後半になってくると、気持ちが、「下がっていく」そういう経験ありませんか?


これが、これまでの大半の人の、気持ちの変化です。

社会自体が、そのような風土を作ってきたのだから、仕方のないことですが、これでは、いい仕事は、できません。

「あー、明日からまた、あの上司にあれこれ言われ、やらなきゃいけないことが、山盛りだ」
これは、そういう、風土を作っている上司の責任です。

これでは、「仕事をしていて、楽しいな」とは、到底、思えないんです。

会社が、働き方を理解してくれる会社であること、「適材適所」と言う言葉がありますが、やりたいと思うことがあれば、それをやらせてくれる会社。

なかなか、言うのは、簡単ですが、そのように、「寛大」会社は、少ないのですが、「そういう環境は、会社や会社員の発展はない」と気付き始めた企業は、多くあります。

遊んでいるときには、緊張もなく、自分の好きなことをしているわけですから、「楽しいし、充実している。」

こういう状態を、仕事をしている時に、作ることができれば、どうでしょう。

リラックスして、自分がやりたい仕事内容に近い仕事に取り組めて、やりがいを感じる、その、結果、成果が上がる。

そうなると、思いませんか?

月曜日が、辛いと思っている社員が、多くては、生産性は、上がらないのです。

主力大手企業は、既にこの、ジョブ型の人事制度を取り入れている企業があります。

民間企業への、就職を考えている人は、こういう人事制度の会社を選択すると、仕事「やりがい」を感じ、成果が上がることで、生活は、豊かになるでしょう。

いよいよ会社員もプロフェッショナルな時代に

スポーツなどでは、アマチュアの選手、プロ選手と言う、区分けが明確ですが、会社員はどうでしょう。

アマチュアの会社員、プロの会社員。

あまり、聞きません。

まず、仕事は、どんな仕事でも、プロフェッショナルを目指すべきですよね。

なぜなら、「お給料」をいただく以上、プロフェッショナルでなければ、本当は、いけないんです。

お金もらってるんだから。

プロのスポーツ選手を見てみましょう。

どんな、プロ選手も、プロフェッショナルな、仕事をして、ずば抜けた成果にを出せば、高額な報酬が与えられる。


でも、成果が、出ないと、どうですか?

報酬は、下がり、まかり間違うと、選手生命も危ぶまれます。

働いていて、「お金」をもらうと言うことは、「成果」があってのもの。

スポーツ界だけが、そういう制度と言うのも、おかしな話しです。

会社員も、お金をいただく以上、プロフェッショナルであるべき。

これで、整合性が取れます。

そういう意味で言うと、日本の教育や社会の制度が、そうであったのが前提ですが、ある程度の学校を卒業して、ある程度の会社に就職すると、ある程度の給料が貰える。

そういう、風土だったのが、これまでの日本。

バブルの時代ならではとも言えますが、最初から、会社側も、プロフェッショナルな人材を求めていかなかった。

だから、プロの会社員と言うものが、存在しなかった。

学歴が高く、素行がいい、礼儀が整っていて、IQが高い、そういう人材なら、大手企業に就職できていて、雇う側も、それでよしとしていました。

しかし、この物差しが、プロフェッショナルな人材かというと、そうでもない訳です。

雇う側も、雇われる側も、「プロフェッショナルとして」という意識が希薄な社会でした。

しかし、今、この、ニューノーマルな時代で、もはや、学歴、素行、IQが高ければ、プロフェッショナルになれるかというと、そうでもありません。


自分が、どんなことに、興味があり、どんな、分野が得意か、そこでなら、自分は、持っている「力」を存分に発揮できる。

まずは、こういう観点で、仕事を探すこと。

そして、そういう、「力」を発揮できる会社に就職できたなら、あなたは、プロフェッショナルに近い仕事ができるはずです。

会社員も、プロフェッショナルな人材を求めています。

そうでないと、もはや、企業は、プロフェッショナルな社員でないと、給料を払っていく余力が、残っていないから。

プロフェッショナルな社員とは、成果を出す社員です。

打つのが得意で、3割、ホームラン30本、守るのが得意、ノーエラー、走るのが得意、30盗塁。

得意な分野をそれぞれが、伸ばすことで、そのチームは、優勝しますよね。

会社も、それと同じになってくるということです。

もはや、「肩書きの素晴らしい履歴書」だけがあっても、ほぼ、無意味な時代に突入します。

仕事が楽しいとは、どういう状態のことを言うのか

「仕事」が、楽しい。

長い人生の、大半の時間を捧げる「仕事」が、楽しくなければ、有意義な人生とは言えないでしょう。

では、「仕事が楽しい」とは、どういう状態のことを言うのか。

言葉で言うと、「エンゲージメント」が高まっている状態の時。

また、スポーツに例えてみます。

あなたは、50m、短距離走のアスリートです。

スタートが決まって、25mを過ぎて6秒を切る勢い。

「はい。」この時です。


「あなたは、自分の描いた通りのイメージで走れている瞬間」です。

この、瞬間が、エンゲージメントが高まっている状態。

走っていて、身震いするほど、「気持ちのいい瞬間」です。

こういう状態が、仕事でもできれば、仕事は、楽しくなります。

民間企業ならどういった人事制度の会社を選ぶべきか

時代は、滅私奉公型から、ジョブ型へと、民間企業の人事制度は変わっていきます。

それならば、「自分の得意」を活かして、それを評価してくれる企業に的を絞っていきたいところ。

もう少し、分かりやすく言うと、「成果を出した分だけ、年齢を問わず対価を得ることができる」企業を選ぶこと、仕事は、ますます楽しくなりそうです。

災い転じて、時代は、年功序列型では、企業存続が、難しいステージに移ります。

ならば、ジョブ型を重視してくれて、自分の「得意」が活かせる企業を選びましょう。

しかし、会社のイメージは、入ってみると、どうしても、ギャップが生じます。

筆者も、このギャップで、何度も「辞めたい」と思ってきました。

どんな会社でも、イメージ通りと言う企業は、まずない、と思っておきましょう。

「そんなもん」なんです。

そこは、しばらくは、「我慢」です。

まずは、自分の得意は何なのか?

その、「得意」を発揮できる、職種は何か?

その、職種の中で、ジョブ型の企業はどこか?

更に、その中で、優良企業は、どこか?

こんな感じで、企業選びをしていくと、これからの時代にマッチした、適正な仕事が、見つかります。

しかし、それでも、大手は、年功序列型を残す企業もあるでしょう。

しかし、時代は、確実に変わっていきます。

時間の問題です。

先を見据えて、見晴らしよく、いきましょう。

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