神宮、神社、宮、社、大社と呼び方が違うのは何故?
神社は、日本全国に約80,000の神社仏閣が、存在すると言われています。
でも、神社の中でも、神社、神宮、宮、大社など、呼び方が、違っていることに、お気付きでしょうか?
それは、知ってるけど、深く考えたことないって方が、大半かも知れません。
はい、別に、拘る必要はないんです。
呼び方が違う神社が、あれば、全く同じ名前の神社も、日本には、多く存在します。
どこが、どうだと言うことなく、ご利益の差がある訳でも、ありません。
ただ、神社は、「社格」という、区別をされています。
軽いいい方をすると、「ランク」があるということになりますが、「ランク」というと、何か「神聖」なものにランク付けするようで、バチが当たりそうです。
「社格」がある、という言い方が適当でしょう。
その、神社の社格、もちろん、数少ない社格が付くには、それなりの理由と根拠があるんですが。
社格を付けるにも、覚悟を持って、社格が付けられています。
知っていて、損は無い、むしろ、ご利益に近づける1歩になるかも知れません。
では、神社の呼び方、「社格」について、整理していきましょう。
神宮、宮、神社、大社、社は何が違う?
神社は、全国に80,000もあって、神社と呼ぶものもあれば、社と呼ばれるものもある、宮もあって、神宮、大社と、さまざまな、呼び方があります。
これらは、「社号」と呼ばれていて、名称によって、神社の「格」を表しています。
まず、「神宮」ですが、これは、みなさんもご存知の通り、「皇室とゆかりの深い」神社に与えるもので、日本には、数社しかない格式高い神社です。
その中でも、「伊勢神宮」は、別格で、本当は、「伊勢神宮」ではなく、唯一無二なものなので、正式名称は、「神宮」です。
よって、「神宮」と言えば、「伊勢神宮」のことを言います。
神宮で言うと、他に、「熱田神宮」、「香取神宮」などがあります。
次に、「大社」が、格式が高い神社になます。
地域の中心となる、大きな神社に付けられる「社号」です。
「出雲大社」、「春日大社」、「松尾大社」、「日吉大社」、「多賀大社」などがあります。
そして、次にくるのが、「大神宮」です。
「東京大神宮」などに用いられるだけの特別な社号で、東京大神宮がそれにあたります。
次が、「宮」。
由緒ある神社に認めらる社号。
「八幡宮」、「天満宮」、「東照宮」などが、それにあたります。
そして、最もポピュラーなのが、「神社」で、最も、一般的な社号。
そして、その神社よりも規模が小さい神社の場合は、最後に「社」とだけ付きます。
神社は、これらの、6分類に分かれているんですね。
それぞれ、むかしからの取り決めで、現在に至っていて、いまでも、継承されています。
知っていて、損はないですね。
神社や神に関わり深い鬼滅の刃 無限列車編フルの前にエピソード22のこと
鬼滅の刃 無限列車編フル 劇場版が、どうにも止まらないほど、「大炎上」のようですが、筆者なりの、鬼滅の刃 無限列車編フル 劇場版のヒットに隠された、真の「心 惹かれる」ツボがどこにあるのか、ちょうど、神社のことを、解説した記事なので、少し触れておきます。
鬼滅の刃 無限列車編フル 劇場版より前、Amazonプライムなどで見れる、エピソード1~26までの、エピソード22では、竈門炭治郎が「鬼」の禰豆子を連れていることが、問題となり、裁判にかけられます。
問題は、その、裁判を行う場所。
鬼殺隊本部に集う、柱たち9名。
この本部は、紛れもなく「神社」です。
由緒ある神社の設定なのでしょう。
その、由緒ある神社の庭に敷き詰められているのは、無数の「玉砂利」です。
この、「玉砂利」の、「タマ」には、「魂」
、「御霊」、そして、「美しい」という意味が込められ、神聖な場所であることが、分かります。
そこに、現れる、柱を束ねる「お館様」こそ、鬼殺隊のトップ。
作者である、吾峠呼世晴さん、初の作品だそうですが、鬼滅の刃 無限列車編フルやそれまでのエピソード1~26、更には、コミックてまは、23巻が最終話と噂されていますが、いずれも、日本に古来から、言い伝えられている、「神」や、「神社」にまつわる、事柄が、すべてのエピソードのベースになっいることを知っている方は、むしろ、少ないのでは、ないでしょうか。
吾峠呼世晴さん、ご自身も30代の方だとか。
それにしては、日本書紀、古事記に残されている、言い伝えについて、かなり、熟知されている様子。
「柱」は、「神」を表していることなどから、日本に言い伝えられている、「神」が、ベース。
だから、日本人の心は、この、鬼滅の刃 無限列車編フル 劇場版に惹き付けられてしまう。
そんな、ところでしょう。
そういう観点で、日本の神社や神様のことを、紐解いて、学んでいくと、ますます、楽しくなります。
今をときめく、鬼滅の刃は、紛れもなく、日本の歴史がベースなのですから。
全国で一番格式の高い神社とは
全国の神社の中で、一番格式が高いのは、三重県伊勢市にある伊勢神宮です。
正式には、「神宮」が、正式名称で、全国で一番の神社であり、唯一無二のため、「神宮」と言えば、「伊勢神宮」を示します。
古くは、伊勢大神宮、ニ所皇太神宮とも記されていて、「お伊勢さん」の愛称で親しまれています。
神宮と名の付く神社は、他にもあります。
明治神宮や熱田神宮などにも、「神宮」と名が付いていますが、それからとは、社格が異なり、伊勢神宮は、最高のものとされています。
伊勢神宮には、天皇が仕える皇祖神・アマテラスが祀られて、別格とされています。
何か、大切な「願い事」がある時は、もし、伊勢神宮まで、足を伸ばすことができれば、ご利益に授かれるかも知れませんね。
神社に祀られているのは、人物ではないが
お寺には、仏像、そうです、仏様が祀られていますが、実は、神社には、神様の姿はないのです。
神の始まりと言われている、イザナギやイザナギも、その姿は、誰も知るものがいないと言われています。
変わって神社には、「ご神体」と言って、「鏡」、「勾玉」、「剣」などが、祀られているのが、一般的。
また、神社によっては、歴史上の大役を果たした、人物が、祀られている神社もいくつかあります。
その、数少ない、歴史上の人物が祀られている神社をご紹介します。
【業績を讃えられ祀られた人物】
◼️徳川家康:日光東照宮、久野山東照宮
◼️織田信長:建勲神社
◼️吉田松陰:松陰神社
◼️西郷隆盛: 何洲神社
【鎮魂のために祀られた人物】
◼️菅原道真:北野天満宮、太宰府天満宮
◼️平将門:御首神社
◼️藤原広嗣:鏡神社二ノ宮
◼️崇徳天皇:白峰宮
これら、業績をあげた歴史上の人物や、鎮魂のために祀られた人物もあります。
業績を讃え、祀られた人物を神として、奉るのは、最もなことですが、注意したいのは、鎮魂のために、祀られた人物と言うのは、かつて、無実の罪で、無情にも命を落とした人物、現代に強い「恨み」をもたらすことを恐れ、奉られているものです。
最も、有名な話しは、菅原道真が、左遷先の太宰府で非業の死を遂げた際、病が流行し、道真の祟りだと恐れたという例です。
こういう、人の無情な死には、十分な悔やみをするのが、日本人の律儀なところですが、「神様」、「仏様」と言う祈りを捧げることは、信心深い日本人の風習ですが、特に、人の無情な死には、謹んで、筆者は、謹んでお悔やみするべきだと感じます。
そういう、無念にも、無情な死を余儀なくされた人は、世の中には、たくさんあるし、その人たちの情念は、「無情」と言う他にないからです。
特に、特別な死を余儀なくされた方にこそ、より深く、祈りを捧げるべきでしょう。
なぜなら、そもそも、鬼滅の刃の竈門炭治郎は、家族の無念を晴らすため、妹の禰豆子を人間に戻すために、命を燃やしている、そこに、視聴者である私達は、共感しているのだから。