シティポップ(CITY POP)だけが日本の音楽じゃない
シティポップ(CITY POP)と言う日本の音楽が、2020年になって、何やら海外でものすごい反応らしい。
それを海外に知らしめていらっしゃるのは、ナイトテンポ(Night Tempo)って方で、1970年~1980年代の日本の、POPミュージックや歌謡曲などの名曲をフューチャー・ファンクという新しい音源に置き換え、海外中を轟かせているらしい。
とにかく海外での反応が物凄く、当初の1970年~1980年代の海外、いや、日本中を彷彿させたトップーミュージシャン達の如く、沸いているらしい。
事実、ナイトテンポ(Night Tempo)さんの、音楽に関する感性は、今、海外、いや、世界中を沸かせているというのだから、間違いないセレクトなのでしょう。
ナイトテンポ(Night Tempo)さんが、世界を沸かせた火種となったのは、聞くところによると、竹内まりやさんのプラスチック・ラブだとか。
なるけど、まず、選曲がブレてない。
どうやら、これは、シティポップ(CITY POP)が日本のミュージックシーンの中心にも成りかねないほど、センセーショナルなことになるかも知れません。
でも、忘れてはいけないのは、竹内まりやさんも、ご多分に漏れず、ビートルズの影響を受けていたことは有名な話で、マージービートで唄わせてと言う楽器がその象徴である。
ニューミュージックの創始者は、ビートルズに疑い無く、プラスチック・ラブは、竹内まりやさんが山下達郎さんと結婚した後に出来た合作である。
竹内まりやさんを称賛すると同時に、プラスチック・ラブのグループ感は、山下達郎さんが、調味料としてエッセンスを加えた曲だ。
竹内まりやさんの旦那さんは、山下達郎さん、シティポップとして、ブレイクしているのは、他にも大瀧詠一さん、大橋純子さん、大貫妙子さん、南佳孝さん、ユーミンさんなど、日本の音楽界でも、名だたる方々ばかり。
当初、1970年代~1980年代の海外の音楽事情と言えば、エリック・クラプトン、レッド・ツェッペリン、CCR、スティービーワンダー、ホール&オーツ、ボブ・ディラン、TOTO、ブルース・スプリングスティーン、スティング、カルチャー・クラブ、デビット・ボウイ、プリンス、ビリー・ジョエルなど、世界的メガヒットを飛ばした、超世界級のミュージシャンたちが、量産された時期だ。
もう少し遡れば、BBキング、レイ・チャールズ、ロバータ・フラックなどのソウルミュージシャンの台頭も忘れがたい。
更に、深掘りすると、ビリー・ホリデイ、ルイ・アームストロング、スキータ・デイビス、ナット・キングコールなど、これらの海外の音楽無くして、今、海外で沸きに沸いているシティポップ(CITY POP)はなかったと断言できる。
海外と日本の音楽のクオリティの差は無かったのだが、今ほど、一瞬にして情報共有できる手段が無かっただけだ。
今、シティポップが海外で話題になるというのは、超情報化社会だから、一気に海外で火が付いた。
当初の日本のミュージックシーンは、アイドル全盛期、本物思考の音楽家よりは、ピンクレディーや松田聖子さん、小泉今日子さんらに対抗していたが、竹内まりやさんであり、ユーミンさんだった。
かくして、日本の1970年~1980年は、アイドル大ブームで、どちらかと言うと、テレビのブラウン管を埋め尽くしていたのは、アイドル、アイドル、アイドルだった。
しかし、今、海外で、激アツなのは、当初から本物思考だった竹内まりやさんやユーミンさん、山下達郎さんなど、いわゆる、当初の海外のトップミュージシャンたちを目掛けて、音楽を作り上げてきた方たちばかりだ。
しかし、その当初、日本語は、海外を越えられなかった。
ビルボードのトップ10は、みな海外ミュージシャンばかり。
模倣はしたが、残念ながら、海外には届かなかかった。
と言う時代だったことは、間違いない。
但し、2020年、ナイトテンポ(Night Tempo)さんの手によって、当初、精度の高い、クオリティ高い音楽を作ってきた、日本を代表するミュージシャンの方々の軸は、実は、ブレていなかったことがようやくここにきて証明された。
全く、世の中、いつ、何が起こるか分からない時代になった。
シティポップ(Night Tempo)を語る中で、もう1人、忘れてはいけない超大物がいる
シティポップ(CITY POP)を海外に広く知らしめてくれたナイトテンポ(Night Tempo)さんには、大いに敬意を表したい。
ただ、私の中では、シティポップ(CITY POP)を語る中で、最も忘れてはいけない大物がいると認識している。
その大物は、当初、今、シティポップ(CITY POP)ミュージシャンとして、取り上げられている名実ともに、日本の音楽界を盛り上げていた方々と共に、やはり海外を意識して、音楽を愚直に創り続けてきた大物だ。
大物という表現は、少し、厚かましいかも知れないが、日本の至宝となる人物である。
シティポップ(CITY POP)は、どちらかと言うと、フュージョンとPOPにグループが、混ざった感じの音源だ。
シティポップ(CITY POP)ミュージシャンとして代表的と言える、竹内まりやさん、山下達郎さん、ユーミンさん、角松敏生さん、大瀧詠一さん、これらは、シティポッパーとして確かに整理ができる。
但し、当初、ビルボード誌を賑わせた、海外のミリオンヒッター達の中には、シティポップ(CITY POP)ミュージシャンだけでは、役不足なのだ。
私が、大物として、絶対的評価をしているその大物は、当初、既に、レイ・チャールズやホール&オーツ、と共演している。
そして、その大物は、シティポップ(CITY POP)
ミュージシャンだけでは、賄いきれない部分をも見事に十二分にカバーしている。
また、シティポップ(CITY POP)と言うに相応しい、楽曲もいくつかリリースしている。
I LOVE YOU ~now and foever~や、TOP OF THE POPSに収録されている、可愛いミーナや、KILLER STREETに収録されている、八月の詩(セレナード)が、それに当たる。
当初のCM動画では、音源が今一つだが、是非、デジタル音源で、聞いていただきたい。
シティポップ(CITY POP)で言うなら、この2曲は、絶対に外してはいけない楽曲のハズである。
YOU
ミスタームーライト
それも踏襲し、尚且つ、海外のビックスターに立ち向かった男。
ダリルホールとジョンオーツ、ブルーススプリングスティーン、エリック・クラプトン、レイ・チャールズやスティービーワンダー、ロバータ・フラック、デビット・ボウイなどにも、互角に戦っていた。
桑田佳祐さんだ。
シティポップ(CITY POP)の枠を越えて、もっと広義な世界の音楽界に肩を並べることができる唯一無二の人物である。
B’zだ、嵐だ、SMAPだのセールスが、トップレベルだとよく、マスコミ各紙では言われているが、桑田佳祐で見ると、これらのミリオンセラー達も歯が立たない。
それくらいの、人物と言っていい。
是非、今、海外で日本のシティポップ(CITY POP)が騒がれている今だからこそ、もう一度、音楽というものを振り返ってみよう。