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なぜ、カープファンは増え続けるのか?

あのJALのCMにカープの選手が起用されている

カープファンが、全国で急増している。アウェイのどのスタジアムでも、一定数のカープファンで、スタジアムが埋め尽くされる。その理由がズバリわかる。広島県人だから、分かる、独特の雰囲気に、酔いしれてしまう、その理由とは・・・

カープ選手が出演するJALCMは広島だけで放送されているのか?

最近のCMで、ちょっと気になるCMがあるんですが、カープ選手JALCM に出演していることなんですけど。

これは広島だけで放送しているCMで、広島で流すCMだからカープの選手なのか?

東京だとジャイアンツが、JALのCMに起用されているのか、一体どうなんでしょう?

もし、JAL がカープの選手たちだけを起用してCMをしてるとしたらこれはかなりの快挙ではないでしょうか?

というのも、JALと言えは、全国的に、いや世界的に有名なマンモスレベルの航空会社と言ってもいいと思うんですが、その全国のマンモス企業が一地方の球団チームのカープを起用したのならば、これは、これまでおそらく過去になかったことで、後にも先にもJALが初めてだと思います。

もしも、なんですが中京地区では中日、関東ではジャイアンツやヤクルト、関西では阪神などがそれぞれ地方のCM をしているとすれば何も珍しいことではない、よくある、アルアルCMなんですけど、一体、どうなんでしょう?

地元広島の企業がカープの選手を起用するCMは数多くあるんですが、このように全国規模のマンモス企業がカープの選手を起用するのはかなり稀なケースです。

もしかしたら特定の選手が、JALとのネットワークがあるので起用されたのかもしれませんが、それにしても、すごいことだと思います。

YouTubeで見る限り、他の球団が出演しているJALのCMはないようです。

なぜ、JALはカープを起用したのか?

広島で流れているJALのCMがこれです。

すごくカッコいいし、カープというチームのカラーがよく出ている CM だと思います。

ではなぜ、JA ほどの大手企業がカープの選手たちを起用したCMを決断したのでしょうか?

これは持論ですが 、カープというチームは 創設されて以来、今も尚、12球団の中で唯一、大きな 親会社を持たない市民球団なんです。

それは今でも変わってなくて、カープの正式なチーム名は広島東洋カープと言いますが、この東洋は東洋工業の、東洋が使われていて、何を隠そう今や飛ぶ鳥をも落とす勢いの自動車会社、大手のマツダの正式社名が東洋工業だからです。

その東洋工業が筆頭株主となり、約3割がこの東洋工業、マツダの構成により作られている団体がカープということになります。

大手資本によって プロフェッショナルが集められたチームとは異なり、市民たちの広島に住む人たちの思いが詰まって作られたチームがカープなのです。

そこが他のプロフェッショナルなプロ野球チームとは大きく異なる点なんです。

さて核心になりますが、なぜ JALがカープを選んだのかという点についての私なりの持論ですが、 JAL は一時期、経営破綻とも言われていた苦境を乗り越えてきた今では、増収増益を毎年、結果を残す優良企業に回復しました。

その危機的な状況を経験したJALだからこそこのカープを選んだのではないでしょうか?

そこにはとめどない努力があったはずですし、その苦境を乗り越えつきた点に、 カープとの共通項があったのではないでしょうか?

これからを生き抜くためには、カープのようなスピリッツが必要だし、これはスポーツ界に限ってだけ言えることではなく、民間企業においても同じことが言える、これからを生き抜くためには カープのようなスピリッツが必要だということをメッセージとして伝えたかったのではないでしょうか?

カープのスピリッツとはどういうものなのか?

カープというチームは地味なチームです。

それは例えば、全国区のテレビ番組に出演するカープ選手たちは、テレビ慣れしていなくてどことなくぎこちなく、気の利いたコメントができない固い表現をする選手が多いんです。

例えば、インスタで言うとインスタ映えしない「バエない」イメージなんです。

インスタ映えしないということは 逆に言うと愚直だということ。

愚直であり不器用であるということは それに一生懸命だということはできないでしょうか?

物事は 会社もスポーツもそうですが 、それに精通したプロフェッショナルだから、それぞれの業種業態でお給料をもらっているわけですが、実はその仕事の7割から8割は何もしなくても、自然に結果が出るようになっています 。

あとの2割、1割、いや5%、いや1% を努力でどれだけカバーするかということで、100%に近づくというものなんです。

そういう5%、いや1%をカバーする努力をどれだけしているかということが、カープの試合を見ていると、テレビの画面からでもそれを愚直に行っている、野球が好きだからとにかく愚直に野球に向き合っているという雰囲気をが感じ取れるのです。

もう少し分かりやすい例で言うと、これはアウトになると分かっていても、一塁まで全力疾走で走ること、アウトだとわかっていても菊池選手は、 なぜ、ヘッドスライディングをするのか?

プロ野球選手で、こんなことをする選手はいるでしょうか?

私は見たことがないです。

得点圏打率でリーグトップの菊池選手が、 内野ゴロの凡打であっても、ヘッドスライディングをしている姿に共感を持たないファンがいるでしょうか?

そしてそれを見て、いたたまれないと感じた小園選手が同じように、一塁にヘッドスライディングをする。

アウトと分かっていてもヘッドスライディングする姿を見て共感をしないファンがいるでしょうか?

私は、 今シーズン優勝できる確率0%言われ、一時期は首位と12ゲーム差で、11連敗しても首位と2ゲーム差まで這い上がってきたカープには、こういう底力がある、それがカープのスピリッツだと思っています。

それは野球に愚直に向き合っている、一時も息を抜かない、そういう選手の集団がカープという球団だと思っています。

カープの野球は高校野球に似ている

カープの野球は高校野球に似ています。

それは何も高校野球レベルということではなくて、高校野球にあるとにかく野球が好きで、野球をすることが楽しくてひたむきに 愚直に野球に向き合うそういう野球に似ています。

前述しましたが、カープというプロ野球チームは大手資本によって作られたプロ集団ではないということです。

殆どのプロ野球チームは、大手資本の元、優秀な選手たちが集められて出来たチームです。

それとは全く異なる体質を持つのが、カープというプロ野球集団です。

もちろん大手資本のもとで集められたプロフェッショナルな選手たちは、同様に優秀な選手たちばかりです。

ただ、野球に対する思いや気持ちが、基本的に違うのです。

大手資本の親会社を持たないチームであるカープは当然ながらその対価である年俸も他球団と比べると低い傾向にあると言えます。

ただ、だからといって優秀な選手がいないわけではなく野球がとにかく好きな選手が集まっています。

高校野球とプロ野球の大きな違いは何でしょうか ?

それは、言わずもがなですが、高校野球はいくら野球を一生懸命やったからといって、お金がもらえるわけではありませんが、プロ野球はその成果によって、年俸という給料がもらえます。

これが高校野球とプロフェッショナルの大きな違いです。

カープに入団する選手はスカウトする側の意向もありますが、お金が欲しいからカープに入団したいわけではないと思っています。

野球が好きだから、カープという球団が好きだからカープに入りたいと思っている人が大半ではないでしょうか?

またスカウトする側も、そういう選手をスカウトいるということが言えると思います。

カープにはドミニカ共和国で、カープアカデミーというカープの外国人選手を育成する組織があります。

こもやはり野球が好きだから、野球をしたいからという選手が集まっている集団です。

そういう集団が、カープというプロフェッショナルな球団なのです。

だから、大資本のもとで プロフェッショナルな技術を持った選手達が集まる球団とは、根本が違うのです。

根本が違うということは 自ずとその結果も違ってくるということです。

優勝できる確率0%と言われても首位と2ゲーム差まで迫れる理由

これは前述で色々述べてきましたが、カープというプロフェッショナル球団と、他の球団との違いを理解していただければ、言わずもがなだと思います。

根本の野球に対する姿勢やスピリット、精神が違うので、自ずと結果が違ってくるということです。

プロ野球選手ならば、能力の80%程度はどの選手でも、当然プロなので、発揮することができるわけですが、残りの20%をいかに、100%に近づけるかというところが、カープの選手と他の球団の選手とは違う。

だから、カープはセリーグの3連覇達成を成し遂げることができました。

そして、また4連覇に向けての兆しが見え始めています。

その根底には野球に対する姿勢があると言わざるを得ません。

20%と言うと大きな数字に見えるかもしれませんが、カープで活躍する選手の多くは、20%などという大きな幅ではなく、10%、いや5%、いや1%、いやもしかしたら0.1%の溝を埋めるために とにかく愚直に野球に向き合うという姿勢を決して崩さないのです。

そういう積み重ねが 1勝を勝ち取る起因となるし、そのこだわりこそが 0.1%の 勝率を上げるということにつながっている、それが私の持論です。

どうして全国でカープのファンは増え続けているのか?

それにしてもマツダズームズームスタジアムで試合をする時のカープは当然ながら、カープ色、一色なんですが、 それ以外の球場で試合をするときも、日に日にカープファンの構成比が高くなっているのは何故なんでしょうか?

これはひとえにやはり、カープの選手たちの愚直なまでの野球へのこだわり、手を抜かないプレイ、そういったものが 球場やスタジアムに野球を見に行った人に当然ストレートに伝わってくるし、また、不思議なことにテレビでカープの試合を見ている人達にも、その勝利に拘った姿勢が、勝ちたいという思いが伝わってくるのだから、感銘を受けるのは当たり前だし、そういうチームを応援したいという思いは、人の本性ではないでしょうか?

その本筋に感銘を受ける人が、毎年増えるというのは確かに理にかなった理屈だと言えます。

私もかつては高校球児でした。

私の時代は県大会で最高でベスト8まででしたが、 広島で強豪と言われる野球チームと試合をすることも多少はありました。

でもそういった野球で有名な高校の選手たちは、 必ずと言っていいほど例外なく、一つ一つの動きが俊敏で まさに、今のカープの野球、アウトになると分かっていても、当然全力疾走だし、チェンジになって帰ってくる選手達は全員、外野からでも全力疾走で帰ってきます。

そういう一つ一つの動きがわずかな確率を好転させ、勝利へと導く、これは実際に高校時代に私が経験したことなので、間違いないと断言できます。

カープの野球には、この高校野球の姿勢に近いものが継承されていて実践されています。

だからファン達は、感銘を受けるしカープのファンになりたいと思うのでしょう。

こういった愚直なまでの野球に対する姿勢を毎日続けることは至難の技ですが、それをやってのけるカープだからこそ、優勝の確率0%と言われていた開幕当初のどん底から抜け出し、首位と12ゲーム差があった一時期の苦悩を乗り越えて、今は首位に2ゲーム差まで迫っています。

その理由は前述した通りで 愚直なまでの野球をとことん貫き続けているカープだからこそやってのけれる技です。

そういうチームが生き残り優勝する そういう企業が生き残る成長する JAL はそういうことをメッセージとして伝えたかったのではないでしょうか?

元々カープは赤ではなく紺色のユニフォームだった

今はカープと言えば真っ赤が燃える赤でとても闘志を感じるユニフォームですが、広島東洋カープができた当初は、赤色ではありませんでした。

当初のカープのカラーはネイビー、紺色で、今のCのカープのアルファベットも、広島のHでした。

どうでしょう、やはり、紺色はおとなし賢く見えますが、赤の方がやはり強そうで生えますよね。

そしてキャラクターグッズが、絶好調のカープですが、これはやはりラッキーカラーの赤が、非常に貢献していると思います。

既にキャラクターグッズでは全国区の メーカーとのコラボを数多く実現しています。

ガリガリ君、 ガンダム、ベティちゃん、麒麟、不二家のミルキー、トリスハイボール、赤いきつねと緑のたぬきなどカープ坊やがいたるところに コラボっています。

カープから始まった今の日本の野球の応援スタイル

今は当たり前になったプロ野球の応援スタイルですが 、この当たり前になった応援スタイルを始めたのはカープから始まりました。

当初、トランペッター達が、山本浩二選手や衣笠祥雄選手の打席に立つ時このコンバットマーチを 奏で応援をしていたのです。

これがどんどん波及して今は、それぞれのプロ野球チームの応援歌が作られるようになり、そして選手によって応援 のテーマが決められるようになってきました。

こういうことを知っているとは少ないかもしれませんが、今の日本のプロ野球の応援スタイルは広島カープが元祖なのです。

私、個人的にはメジャーリーグの応援のスタイルが好きです。

静かに観戦する。

その中でバットの芯に当たった時の快音であるとか、ボールがミットに収まる時の音がたまらなく好きなので、そういう野球のスタイルが個人的には好きです。

ただプレイをしている選手たちにとってはやはり、ファンの応援っていうのは後押しになっているのでしょうね。

カープまとめ

カープの選手は野球に対して愚直で、誠実でそして謙虚です。

真正面から野球に向き合って、野球に対しての思いはどのチームよりも強いと思います。

それはテレビの画面から見ても感じ取れるぐらいです。

他のプロ野球集団が真面目ではないということではなく、やはりカープの選手たちはその点においての姿勢が、ほんの少しだけ他のチームと比べて勝っている、これがカープの底力、どん底からも這い上がれる力となっていると思います。

私たちはそのカープの選手たちの溌剌としたポジティブなプレーを見て、夢や希望を感じます。

だからカープのファンは増え続けています。

アウェイの試合であっても約半数はカープファンといった光景はもはや珍しくありません。

そういうカープファンはこれからもどんどん増えるだろうし、世の中はどちらかと言うと暗いニュースが多いですが、カープの選手達はそういう時代にも、自分の道を愚直なまでに貫いて行けば、必ず好転るということを教えてくれているようにも思います。

さあ、きっと今日もスタジアムでは宮島さんが鳴り響くことでしょう。

カープが本当に強い理由(おまけ)

カープの選手は、みな、全員がプレイに一生懸命です。守備位置関係なく。

ピッチャーも、アウトと分かっていても、全力疾走。

それが連鎖し、次のヒットを生む。

これが、野球の本質です。

野球の本質を毎日、愚直に実行することができるチーム、それがカープです。

 

 

 


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